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全国高校選抜の優勝報告会

■晴れやか頂点の笑顔 高校選抜、京都府教委で報告会

全国高校選抜大会での戦いを報告する京都八幡レスリング部の選手ら(京都府教委)
全国高校選抜大会での戦いを報告する
京都八幡レスリング部の選手ら(京都府教委)

 2008年3月の全国高校選抜大会の優勝報告会が4日、京都市上京区の京都府教委で行われた。レスリング団体戦に初出場で初優勝を果たした京都八幡など、府立高勢の2競技7選手が出席し、記念メダルを授与された。

 選抜大会は3月20日から全国各地で行われ、府立高勢は14競技に出場。団体では京都八幡のほか、ハンドボール女子の洛北が2年連続3度目の優勝。個人でもレスリング74キロ級の北村公平(京都八幡)、同50キロ級の半田守(網野)、重量挙げ94キロ級の小林克己(加悦谷)が全国を制した。

 この日は洛北が大会出場のため欠席。晴れやかな笑顔で集まった選手らを前に、田原博明教育長が「プレッシャーの中でよく頑張った。インターハイや国体でも活躍を」と激励した。主軸として快進撃を支えた京都八幡の北村は「この結果に満足せず、インターハイでも初出場初優勝を目指します」と、さらなる飛躍を誓った。


■全国高校選抜大会 際立つ堅守 洛北V2ハンドボール女子 速攻重ね快勝

▽ハンドボール女子決勝 洛北 31―20高松商

ハンドボール女子決勝 洛北-高松商 後半11分、速攻を仕掛ける洛北の錦織(右)=徳島市立体育館
ハンドボール女子決勝 洛北-高松商
後半11分、速攻を仕掛ける洛北の錦織(右)=徳島市立体育館

 「速攻でリズムをつくれたし、守備も良かった」。乾主将はほっとした表情で、2連覇の勝因を挙げた。ハンドボール女子決勝。昨年、選抜、インターハイ、国体と全国大会をすべて制する「高校3冠」に輝いた洛北らしい堅守速攻は今年、新チームに変わっても健在だった。

 特に堅守が際立った。序盤は一進一退が続き、点差が開いたのは前半15分以降。乾や高山ら中央の選手が積極的にパスカットに挑み、相手の速攻に素早い戻りで対応した。「いいところは少なかったが、ディフェンスは良かった」と楠本監督。機動力あふれる守りで相手のミスを誘い、連続得点で流れをつかんだ。

 後半もエース乾の速攻や、「速攻で走るのが好き」という錦織の切れのあるジャンプシュートが次々と決まった。最後までリズムを失わず、危なげない試合運びで歓喜の瞬間を迎えた。

 前半17-10、後半14-10。結果だけを見れば完勝だ。だが、試合内容に満足する選手が一人もいないのが、洛北の強さを引き立てる。楠本監督は「単純なミスが多かった。基本なことからやり直したい」と厳しく指摘する。サイドでプレーした清水は「もっとパスのけん制やカットに行けるところがあった」、錦織も「もっとエースを生かすプレーをしないと」と真っ先に反省点を口にした。

 昨年のチームが12月の全日本総合選手権に出場したため、新チームの本格的なスタートは今年に入ってからだった。乾主将は「まだチーム内のコミュニケーションがとれてない」と打ち明ける。すぐに、前人未到のインターハイ4連覇を目指した練習が始まる。好守に奮闘した竹中は「優勝はうれしかったが、昨年に比べれば足りないところがある。チームの力になれるよう夏に向けて頑張りたい」と決意を新たにした。

2連覇を果たして喜ぶ洛北の選手たち
2連覇を果たして喜ぶ洛北の選手たち


■全国高校選抜大会 全員一丸 攻め続け 京都八幡初出場で快挙

▽レスリング団体決勝 京都八幡 4―3 霞ケ浦

レスリング団体の決勝で優勝を飾った後、整列する京都八幡の選手たち(手前)=新潟市体育館
レスリング団体の決勝で優勝を飾った後、整列する
京都八幡の選手たち(手前)=新潟市体育館

 レスリング団体の京都八幡が、大会初の初出場初優勝の快挙を成し遂げた。近畿勢の優勝は初めて。1998年の創部の時から指導する浅井監督は「しんどい優勝だったが、感無量。選手たちは試合終了のブザーが鳴るまであきらめなかった」と喜びをかみしめた。

 準々決勝、準決勝と4-3の接戦で勝って臨んだ霞ケ浦との決勝。50キロ級不戦敗の後、55キロ級の山本勇と60キロ級のエース田中が得意のタックルで連勝した。66キロ級の津田主将は敗れたが、74キロ級で全国中学大会2連覇の北村が得意の両足タックルを決めて優勝に「王手」をかけた。続く84キロ級の原子が不利な体勢から巻き返して勝って4-2とし、最終の120キロ級を残して優勝が決まった。

 部員全員が地元の中学出身で、多くが浅井監督が地元につくったジュニアレスリングクラブで力を付けた。田中は「小さいころから一緒に練習してきた仲間の声援が力になった」と喜ぶ。浅井監督の「選手は体格や手足の長さ、性格も違う。短所を補うより、長所を伸ばす練習をしてきた」指導が栄冠につながった。

 50キロ級の選手が不在で、7階級で行われる団体戦では常に同級が不戦敗になる不利さもはねのけた。津田主将は「全員勝てると思っていたので、(50キロ級不在は)気にならなかった。攻め続けることができたのが勝因。インターハイでも勝ちたい」と力を込めた。