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2008年インターハイ京都府予選、主な決勝

レスリング 84キロ級決勝 城田(南京都)の足を攻める京都八幡の原子(右)=南京都高
レスリング 84キロ級決勝 城田(南京都)の足を攻める
京都八幡の原子(右)=南京都高

 2008年5月25日、レスリングは個人戦を行い、今春の全国選抜大会で優勝した50キロ級の半田守(網野)と74キロ級の北村公平(京都八幡)が順当に優勝して本大会出場を決めるなど8階級の代表が決まった。

 テニス団体は2次トーナメントを行い、男子は京都国際が9連覇を目指す東山を2-1で破って初の本大会出場を決めた。女子は華頂女が立命館宇治を3-0で下し、2年連続21度目の優勝を果たした。

 バスケットボールは男女の準決勝を行い、男子は洛南と東山、女子は京都明徳と京都精華女が決勝に勝ち進んだ。

激しく意地ぶつけ 網野 京都八幡

 8階級で争ったレスリング個人戦は、網野と今春の全国選抜大会で団体を制した京都八幡がともに3階級で優勝。全国屈指のレベルを誇る両校が互角の力で、激しく意地をぶつけ合った。

 前日の団体決勝は4-3で京都八幡が網野を破り初優勝を飾った。敗れた網野の吉岡監督はこの日、「おまえたちは弱くない。自信を持っていけ」と送り出した。

 選手たちはこのげきに応えた。66キロ級決勝で京都八幡・津田を破った小石原は「相手は全国3位。勝つのは難しいと思ったが、下だけは向かないようにした」。鋭いタックルを持つ相手との距離を見極め、最後まで得点を与えず勝利。50キロ級半田と96キロ級岩渕も網野勢同士の決勝を制し、強豪校の意地を見せつけた。

 一方、京都八幡は60キロ級の田中、74キロ級の北村らが3階級を制したが、目標としていた5階級の優勝に届かなかった。

 84キロ級で優勝した原子は「選抜で勝って、気が抜けていたかもしれない」とチーム全体の雰囲気を代弁した。浅井監督は「網野は力のあるチームで簡単には勝てない」と語り、最大の目標であるインターハイ団体優勝に向け「もう一度気持ちを入れ替え、本来の積極的なレスリングで臨みたい」と気を引き締めた。

(2008年5月26日付け記事)


海洋高ボート 伝統再興 青井、武岡組 13年ぶりインターハイへ

本大会での決勝進出を目指して練習に励む海洋高の青井(左)と武岡(宮津市・栗田湾)
本大会での決勝進出を目指して
練習に励む海洋高の青井(左)と武岡
(宮津市・栗田湾)

 2008年5月、琵琶湖漕艇場で開かれたボートのインターハイ京都府予選男子ダブルスカルで海洋高の青井誠也、武岡秀弥組(ともに3年)が初優勝し、代表の座をつかんだ。同高はシングルスカルなどで過去に4度(前身の水産高時代を含む)インターハイに出場したことがあるが、今回の出場は実に13年ぶり。久々のインターハイ出場に二人は「決勝(6クルー)に進んで、新しい伝統を築きたい」と張り切っている。

急造ペア 決勝へ勢い

 同高は宮津市の栗田湾沿いにあり、二人は高校入学後「海洋らしい競技をしたい」とボート部に入り、由良川などでの練習で力をつけた。青井は今春の全国選抜大会にシングルスカルで出場したものの予選で敗退。「最後は『海洋』の名前で、全国に出たい」と部内で実力の拮抗(きっこう)する武岡とペアを組んだ。

 練習期間は短かったが5月初めの朝日レガッタの高校ダブルスカルで、いきなり京都勢最上位の5位に入賞。17日の府予選はその勢いで危なげなく制した。武岡は「朝日レガッタの5位入賞が自信になり(府予選は)勝てると信じていた」と振り返る。

 二人を指導する多村巧監督は「今年こそインターハイに、という思いがあった」と喜ぶ。現在は男女34人の部員がいるが、同監督が4年前に赴任した時は部員は男子2人だけ。入部を勧誘したり、練習環境の充実を図って強化を図ってきた。

 多村監督は「二人とも運動能力は高く、中盤までのスピードは全国でもトップクラス。メンタル面がまだ弱いが、本大会では気持ちのこもったこぎで決勝進出を」と二人に期待している。

(2008年5月28日付け記事)


◇バスケットボール

▽男子決勝  洛南 103―71 東山

▽女子決勝  京都精華女 110―69 京都明徳

堅守から速攻 明徳下す “中高一貫”強化実る

京都精華女―京都明徳 41年ぶりの優勝を決め喜ぶ京都精華女の選手たち(京都府立体育館)
京都精華女―京都明徳 41年ぶりの優勝を決め喜ぶ
京都精華女の選手たち(京都府立体育館)

 京都精華女の持ち味は全員守備と正確な外角からのシュート。3連覇を狙うライバル京都明徳をまず守備で崩した。

 相手攻撃の軸である177センチのセンター伊藤にしつこく体を寄せ、リバウンドを与えなかった。第1クオーターは相手を12点に抑え「1年が最初からよく守ってくれたので落ち着けた」と中川彩主将。第2クオーターは攻撃で圧倒した。一気の速攻と得意の3点シュートが決まり、このクオーターだけで30点、前半で13点差をつけ主導権をつかんだ。山本監督は「課題だった1対1、2対2の守備からリズムをつかめた。攻撃は個々の選手の努力が実った」と満面の笑みだった。

 1年で先発した八木、町田瀬が2人で計46得点、ほかにも1年生2人が交代出場し、守備での活躍が光った。いずれも昨年の全国中学大会で3位に入った京都精華女中のメンバー。町田は「全中の舞台を経験しているので緊張はなかった」と淡々と話した。

 中、高校とも毎日同じ体育館で練習を行っている。ベンチ入り15人中11人が京都精華女中出身。京都精華女は41年ぶり6度目の本大会出場を果たした。指導34年目を迎える山本監督は初めての全国大会に「中学を含めた強化7年目でやっと形ができつつある。だが全国で今の力ではまだまだ」と笑顔の一方で、上位進出をにらんだ。

男子洛南 余裕の38年連続

洛南-東山 第1クオーター 洛南・比江島がダンクシュートを決め19-13とする(京都府立体育館)
洛南-東山 第1クオーター
洛南・比江島がダンクシュートを決め
19-13とする(京都府立体育館)

 男子の洛南はスピード、高さなどすべてに東山を上回った。吉田コーチは「春はけが人が多かったが、その間に成長した控えのフォワードやガード陣がよく動いた」と厚くなった選手層に手応えを感じていた。

 前半で24点差をつけると第3クオーター途中からは控えを次々に投入。ベンチ入り15人全員が出場しながらも東山を寄せ付けなかった。佐藤主将は「点数より内容を求めていた。全国まであと2カ月しかない。全員がもっと力を上げないと」と静かに語った。

(2008年6月2日付け記事)


◇体操

▽男子団体  (1)洛南 (2)向陽 (3)洛西

▽女子団体  (1)南京都 (2)城南 向陽

ミス連発 ほろ苦く 洛南

つり輪の演技を行う洛南・瀬島(向日市民体育館)
つり輪の演技を行う洛南・瀬島
(向日市民体育館)

 節目の40年連続優勝は、ほろ苦かった。体操男子団体の洛南。常勝チームらしくないミスを連発し、川崎主将は「ミスは仕方ないが、カバーし合えるチームにならないと」と唇をかんだ。

 1度のミスが焦りを呼び、次のミスを誘った。今春の全国選抜大会で個人総合3位に輝いた瀬島。第1種目の床運動で着地の際、2度にわたり手を付き減点された。「浮足立って、自分を抑えることができなかった」。

 エースの動揺が伝わったのか、チームの歯車も狂った。続くあん馬は4人中3人が落下。芳村監督は「盛り返そうという気迫が見られなかった」と精神面の弱さを課題に挙げた。インターハイ6度の優勝を飾る伝統校は求めるレベルも高い。芳村監督は最後まで厳しい表情を崩さなかったが「きちんとやれば(全国で勝てる)力はある」と選手たちの奮起に期待する。川崎主将は「インターハイでは勝つことしか想像できない」と言い切った。

(2008年6月2日付け記事)


◇相撲

▽団体順位(リーグ戦) (1)鳥羽 (2)京都学園 (3)南京都

1人も負けず 本大会決めた 鳥羽

相撲団体リーグ戦・鳥羽―京都学園 鳥羽の中堅・竹村(左)が山口をひきおとしで破り12年連続の優勝を決める=京都市武道センター
相撲団体リーグ戦・鳥羽―京都学園
鳥羽の中堅・竹村(左)が山口をひきおとしで破り
12年連続の優勝を決める=京都市武道センター

 相撲の団体は鳥羽がリーグ戦の2戦とも一人の選手も負けずに5-0で圧勝し、危なげなく本大会に駒を進めた。

 昨年に続き1勝同士で顔を合わせ、勝った方が優勝となった京都学園戦。1年生の先鋒(せんぽう)築本が相手のエース西村(3年)を押し出しで破る金星を挙げると、二陣小林(3年)中堅竹村(3年)と連勝し優勝を決めた後、残る2人も勝って全勝。小林は「目標だった(一人も負けない)完全優勝を達成できた。築本の勝ちで勢いに乗れた」とにんまり。

 竹村、生出、小林は昨年も団体で本大会を経験している。今年は選抜弘前大会(2月)と、選抜金沢大会(5月)で3位に入っており、田中監督も「全国2位になった2000年以上のチームになった」と手応えを話す。

 本大会での目標は初の優勝。1年生から団体戦レギュラーの生出主将は「日本一を目指し、京都代表として恥ずかしくない相撲を取りたい」と力を込めた。

(2008年6月8日付け記事)