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女子砲丸投げ 田中(男山三)初優勝 「14メートル99…記録聞いたとき、体震えた」

■田中、ベスト23センチ更新

女子砲丸投げ決勝 3投目に自己ベストの14メートル99を投げて優勝を飾った田中(香川県立丸亀競技場)
女子砲丸投げ決勝 3投目
に自己ベストの14メートル99
を投げて優勝を飾った田中
(香川県立丸亀競技場)

 女子砲丸投げ3投目。2投目で出場者唯一の14メートル台を出していた田中の砲丸が、ふわっと大きな弧を描いた。15メートルラインのテープが跳ね上がり記録は14メートル99。「そんなに飛んでいない感覚だった。でも記録を聞いたとき、体が震えた」。ベストを23センチ更新し、京滋勢として同種目初の優勝を決定づけた。

 身長172センチ、体重80キロ近い大きな体。八幡市・橋本小でスポーツ歴はなく中学でソフトボール部へ。すでに身長169センチ近かった体格を見込まれ陸上部にも入った。以来砲丸投げと控え投手兼中軸打者として「二足のわらじ」をはいた。ソフトボールでは今夏、八幡市大会優勝。7月の同部引退まで二つの競技を両立した。「ピッチャーの下半身の使い方は投てきに似ている」という。

 昨夏は標準記録をぎりぎりで突破し全日中は予選落ち。この1年で全身の筋力アップと下半身の使い方を改善し、ベストを3メートル更新という急成長。出場者中トップの持ち記録で臨んだ。「力を出せれば優勝できる自信があった」。

 2投目以降すべて14メートルスローと独壇場だったが、練習では15メートル中盤を投げる力があるだけに不満が残る。「パワーはあるはずなのにグラインドの途中で何度も勢いが途切れる。技術的には全然だめ」と笑顔を交えて悔しがった。