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2008年の全国中学駅伝で、綾部の女子が3位

 第16回全国中学駅伝は21日、山口市の県セミナーパーク・クロスカントリーコース(男子6区間18キロ、女子5区間12キロ)で各都道府県代表と開催地代表を加えた男女各48校が出場して行われた。男子は河東(福岡)が56分37秒、女子は大和(山口)が40分32秒でともに初優勝を飾った。女子の綾部(京都)は40分48秒で3位に入った。

 綾部は1区の久馬萌が区間1位で飛び出し、中盤で順位を落としたが、先頭と39秒差の9位でたすきを受けたアンカーの久馬悠が区間新の快走で6人を抜いた。 男子の東輝(京都)は36位。滋賀勢は初出場の女子・今津が22位と健闘、男子の土山は30位だった。

■アンカー6人抜き

福田(兵庫・稲美北)と競り合って3位でゴールする綾部のアンカー久馬悠(左)=山口県セミナーパーク
福田(兵庫・稲美北)と競り合って3位でゴールする綾部のアンカー久馬悠(左)=山口県セミナーパーク

 綾部のアンカー久馬悠は9位でたすきを受け取ると、いきなりエンジン全開で飛ばした。次々と前の選手を抜いて、一時は2位に浮上。「みんながつないだたすきを1秒でも早くゴールに届けたかった」。区間新記録を出し、女子の最優秀選手にも選ばれる快走を振り返った。

 トラック勝負で稲美北(兵庫)に同タイムながら再逆転を許し、「最後はバテてしまいました」とはにかんだが、気迫あふれる走りで、観客から盛んな拍手を浴びた。 1区を走った双子の妹、久馬萌は1位でたすきをつないだものの、道幅の狭いコースに手こずり、先頭集団からなかなか抜け出せなかった。2位に8秒差しかつけられず「もっと積極的に走れず残念です」と悔しがった。

 2区以降は伸び悩んだ。2区の前半で首位から落ち、5区につなぐ時はトップの大和(山口)と39秒差。川端監督は「首位と15秒差以内なら優勝は可能」とみていたが、久馬悠にもその差は大き過ぎた。

 全国トップレベルの実力を持つ久馬姉妹を軸に、15年ぶりに全国舞台へ戻り、京都勢として男女を通じて初の優勝を狙った。その悲願はかなわなかったが、久馬悠は「みんなの力を合わせてつかんだ3位なので、うれしい」。笑顔で会場を後にした。

3位に入賞、喜ぶ綾部の選手たち
3位に入賞、喜ぶ綾部の選手たち

【女子区間1位記録】
▽1区(3キロ)久馬萌(京都・綾部)9分56秒
▽2区(2キロ)北原成美(長野・駒ケ根東)6分28秒=区間新
▽3区(2キロ)長尾江里子(福島・矢吹)遠藤麻実(新潟・燕)6分48秒
▽4区(2キロ)植村友絵(山口・大和)6分46秒
▽5区(3キロ)久馬悠(京都・綾部)9分38秒=区間新