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京都府高校野球連盟(高野連)の盛山審判部長を紹介

「高校生が安心してプレーできるようにしたい」と話す京都府高野連審判部長の盛山修さん
「高校生が安心してプレーできるようにしたい
」と話す京都府高野連審判部長の盛山修さん

 今年5月、2年ぶりに京都府高野連審判部長に復帰した。「良き審判員が良き選手を育てる。審判員も教育者であれ」という持論を持つ。要職を引き受け、「高校生が安心してプレーできるようにしたい」と気を引き締める。

 前回は2003年から5年間、審判部長を務めた。当時は審判員の高齢化と人手不足に悩まされていたが、「高校野球に恩返しを」と加盟校に呼びかけ、積極的に若手を勧誘した。さらに65歳定年制を導入し、若返りも図った。40人足らずだった京都市部の登録者は約80人になり、特に20代の若手が増えた。

 任期は2年。2度目の審判部長として、さらなる若返りとレベルアップに取り組むつもりだ。「ベテランは確かなジャッジができるが、歳を重ねると体力や動体視力が落ちる。高校生と同じように走れないといけない」と説く。

 試合中、バックネット裏から審判の動きをじっと見守る。「1球のために甲子園に行けることもあれば、行けないこともある。たった1球で人生が変わる。高校野球は感動そのものだが、怖い面もある。だから、審判員も一生懸命取り組まなければならない」と目を光らせる。

 京都学芸大(現京都教育大)時代に母校の紫野高で監督を務め、卒業後、京都市内の私立女子高で体育を教えながら審判員も務めた。26歳で桃山高に赴任し、21年間、指揮を執り続けた。教え子には府高野連役員や強豪校の監督もいて、京都の高校球界を支える人材を育てた。「厳しかったとよく言われるが、教え子が野球を愛してくれ、指導者になってくれたのがうれしくて」と、目を細める。

 11日、甲子園出場をかけた全国高校野球選手権京都大会が始まる。「選手には、けがなく開幕を迎えてほしい」とエールを送り、「72歳の今も一生懸命野球に打ち込んだことを思い出す。その時の仲間はかけがえない」と、言葉を続けた。京都市西京区在住。

(2009年7月3日付け紙面から)