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日本新薬野球部監督 田村秀生さん

■全国制覇へ打力を磨く

「選手と一緒に強い新薬を本気で目指したい」と来季の抱負を語る田村監督
「選手と一緒に強い新薬を本気で
目指したい」と来季の抱負を語る田村監督

 社会人野球の都市対抗大会で4年ぶりに初戦を突破し、日本選手権では都市対抗優勝のホンダ(埼玉)と接戦を演じるなど存在感を見せた日本新薬。田村秀生監督(40)に今季を振り返ってもらい、来シーズンへの抱負などを聞いた。

 -活発な打撃が目立った1年だった。
 「今季から本格的に打撃強化に取り組み、オープン戦を含めたチーム本塁打が昨季の15本から52本に増えた。都市対抗の初戦も長打攻勢での逆転勝ちだった。戦い方の幅が広がり、目指す方向は間違っていないと確信を持てた」

 -きめ細かく守り勝つ野球が伝統だった。打力アップを目指す理由は。
 「一発がないチームは全国で通用しない。投手は三振に打ち取っても、フルスイングされたら次打席は警戒するもの。何回からでも、どの打者でも得点できる威圧感が必要」

 -監督として2年目のシーズンを終えた。
 「1年目の昨季からベテラン選手とは意見をぶつけ合い、信頼関係を築いてきた。今季は理解が深まったと思う。監督は難しいが、選手に教えてもらいながら勉強中」

 -重視する指導理念は。
 「選手はいつか引退し、一般社員として再出発する。野球を通じて、厳しい社会で生きていく自信をつかんでほしい。厳しい場面に自ら飛び込んで行ける人材を育てたい」

 -来季の目標を。
 「もちろん全国制覇。今までの日本新薬のイメージを一新するような節目のシーズンにしたい。選手と一緒に強い新薬を本気で目指す」

たむら・ひでお
 1969年、奈良市生まれ。奈良・一条高、天理大で投手として活躍。アジア大会日本代表、シドニー五輪アジア地区予選の日本代表候補。入社17年目。京都市西京区在住。

(2009年12月29日付け紙面から)