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弓道 全国大学選抜大会

立命館大女子・初優勝 3年連続の延長戦制し

全国大学選抜大会で初優勝した立命大女子チームのメンバー(立命大柊野グラウンド弓道場)
全国大学選抜大会で初優勝した立命大女子
チームのメンバー(立命大柊野グラウンド弓道場)

 2006年6月25日東京で開かれた弓道の全国大学選抜大会で立命大女子が初の団体優勝を飾った。4年前まで3年間は関西学生リーグで1部昇格もできなかったチームが、大学ぐるみの支援や選手の意識改革を通じて、昨年の準優勝に続く快挙を成し遂げた。大会では決勝まで3試合連続で、引き分けの末に延長の「競射」を制する劇的な勝利。選手たちは「昨年初優勝した男子や控えの部員を合わせた全員の力」と初の栄冠を喜ぶ。

 大会は45校が出場。決勝トーナメント2回戦で競射の末3-1で慶大に辛勝し、専大との準決勝は両校とも3人全員命中で競射となり2-1で制した。日大との決勝も再び全員命中の後、競射で2-1と競り勝った。立ち居振る舞いなど心技体の充実度を評価する射道優秀賞も受けた。

実った意識改革 平常心で急成長

 チームの強みはプレッシャーにも揺るがない集中力。3年前指導陣に加わった福呂淳助監督らベテランコーチの的確な指導で常に平常心を保つすべを身につけ、選手同士でも互いの射る姿勢などをチェックし合う雰囲気が定着した。女子主将の松山奈々代(4年)は「大観衆の中でも平常心で射ることができた」。四ノ宮明日香(2年)は「いろんな思いが頭をよぎった末、最後に『自分らしく』と落ち着けた」と振り返る。

 1928年創部。長年関西の強豪だったが、98年の経済・経営学部の草津移転などの影響で部員が半減した。2000年から3年間は関西学生リーグ2部に低迷。大学挙げて選手勧誘や指導者の充実を図り、3年前に1部に復帰、女子はリーグ優勝2度と復活を遂げた。

 優勝メンバーの久保亜津美(4年)ら部員の2割は高校まで弓道未経験。部員は夕方からの全体練習の後、全員が夜10時近くまで個人練習に励むなど意識が高い。久保は「部員全員の力で勝てた優勝だと思う。命中したら気持ちいいし、みんな弓道を楽しんでいる」と笑顔で魅力を語った。