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アスリート食事管理から 指導方法確立へ 京産大体育会寮

アスリート向けに工夫された賀茂川寮の食事(京都市北区)
アスリート向けに工夫された賀茂川寮の食事(京都市北区)

 京都産業大(京都市北区)の体育会寮で、学生たちにアスリートとしての食事を教える取り組みが進んでいる。食堂の運営会社が、個人の食事回数や残した食事量などを大学と共同でデータベース化、個人に合わせた指導を行っており、本年度は特定グループに指導を強化し、学生たちが正しい食生活を学ぶのに効果的な方法を探っている。

 体育会系の学生約百四十人が入る賀茂川寮と五常寮。寮の食堂を運営するサン食品工業(京都市中京区)などが三年前から、通常の食事に加え、糖質を増やした試合前期、カロリーを減らした減量期などの四種類の食事を提供。一人一人が何を食べたかをチェックし、管理栄養士が個人面接で足りない栄養素などを指導している。

 毎年行っている学生アンケートでは、食事に気をつけるようになったとの回答が徐々に増えており、これまでのデータを基に、本年度は硬式野球部員約三十人を対象に個別指導を強化、特別セミナーも開催するなどして、ほかの寮生や自宅生との意識の違いを比較し、より効果的な指導方法を探る。

 同社の島政行専務は「指導方法を確立させて、新しいビジネスモデルとして広げていきたい」と話している。(2006年)