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「力アピールしたい」 NFLヨーロッパに  木下、8戦連続出場

NFLヨーロッパ3年目で日本選手の最高記録を塗り替えるなど順調なプレーぶりの木下典明(5月6日のリーグ第4戦、フランクフルト・ギャラクシー戦より(c)Hans de Wolff/Admirals)
NFLヨーロッパ3年目で日本選手の最高記録を塗り替えるなど順調なプレーぶりの木下典明
(5月6日のリーグ第4戦、フランクフルト・ギャラクシー戦より(c)Hans de Wolff/Admirals)

 アメリカンフットボールの米国プロリーグ・NFLを目指し、同リーグ下部組織のNFLヨーロッパで3年目のシーズンに挑戦中の木下典明(立命大出)が、WR成績で歴代の日本選手最高記録を更新するなど今季も活躍中だ。木下は「もっと自分の力をアメリカ人にアピールしたい」と意欲を燃やす。

 3年連続でアムステルダム・アドミラルズ(オランダ)に所属している。6月3日のリーグ第8戦まで連続出場中だ。昨季はリターナー中心だったが、今季は本職のWRで捕球機会が急増した。

 リーグ戦2試合を残し捕球回数は19回、獲得距離269ヤード。元京大の板井征人(関大コーチ)が持つ年間208ヤードの日本人記録をすでに上回る。第8戦ではNFLチームから派遣された米国人QBから今季2本目のTDパスも受けた。

 昨季、週間MVP獲得などリーグ優勝に貢献した。今季はコーチ陣やQBの信頼が高まりWRの出場機会が増えた。「チームに溶け込めてチャンスももらえた。その分ミスも出たし、満足にはほど遠い」と、レベルアップを遂げたからこその反省点を強調する。

  リターナーではレギュラー出場し、計21回でリーグ2位の482ヤードを稼いだ。NFLからの派遣選手にも負けない内容だ。残り試合で実力が認められればNFLキャンプへ練習生参加の道が開ける。日本人が未到達のNFLを見据え、「英語のプレー指示も十分理解できているし、昨季より戦えている感触はある。目標はNFLしか考えていない」と決意は揺るがない。

(2007年6月8日付け記事)