京都新聞社TOP

5連覇狙う若き立命 京大・選手の奮起期待 同大・躍進へ攻撃充実

 9月1日の関大-近大戦で開幕し、甲子園ボウル(12月17日・甲子園球場)を目指す戦いが始まる。元部員の集団女性暴行事件で春季公式戦を辞退した京大は秋季リーグに参加、チーム再建へ向けた戦いに臨む。5連覇を狙う立命大と、4年連続で甲子園ボウル出場を逃し王座奪回へ雪辱を期すライバル関学大との優勝争いや、躍進をもくろむ同大の対戦が注目される。

 京大は事件発覚の1月以降、全体練習を自粛、本格的な練習は今年6月から再開し、攻守ともチームづくりが遅れている。なかでも攻撃は昨年同様、エースQB宮下(3年、都立戸山)を軸にしたラン中心になると予想されるが、練習試合が京産大など2試合だけと実戦不足は否めない。

 チームの危機を救おうと1998年度に主将を務めた西村大介氏が経営コンサルタント会社を今夏退社しボランティアで守備コーチに就任、再建に力を注いでいる。水野監督は「部の苦しい時に男気を見せてくれた西村には感謝している。こういう思いが部員にも伝わってほしい」と選手の奮起を期待する。

 立命大は昨季活躍したQB渋井(4年、日大三)が右肩故障で開幕戦に間に合わず、春季に成長した木下雅(3年、立命館宇治)の起用が濃厚だ。例年、鉄壁を誇る守備陣はLB橋本主将(4年、北大津)が軸となって引っ張る。リーグ一と評されるDLはレギュラー争いが激しく、久司(箕面自由)武知(大産大付)前田(大産大付)の2年生トリオの台頭がチームの底上げにつながる。

 古橋ヘッドコーチは「上位と下位の力の差がなくなってきている。今季は若いチームなので一戦ずつ力を付けていかないといけない」とリーグ戦をにらむ。

 同大はQB村上(4年、同志社国際)を中心に攻撃力が高まった。春は関学大に18-18と引き分けた好材料もある。課題の守備力強化で失点をいかに抑えるかが勝敗のポイントとなる。今年1月に急逝した故・池田祐蔵前監督の後任として今季から就任した小林監督は「1部にいる以上は甲子園を目指し一戦必勝で戦いたい」と決意を語った。

◇関西学生 アメリカンフットボール リーグ日程と試合結果◇

9月1日 関大―近大(18時30分 万博) 関西大 7―3 近畿大
9月2日 大産大―立命大(15時 万博) 立命館大 42―3 大産大
同大―京大(18時 万博) 京都大 20―17 同志社大
9月3日 神大―関学大(17時 王子) 関学大 40―10 神戸大
9月16日 関学大―大産大(18時 王子) 関学大 58―0 大産大
9月17日 神大―立命大(18時 王子) 立命館大 52―21 神戸大
9月18日 近大―同大(15時 万博) 同志社大 24―21 近畿大
関大―京大(18時 万博) 京都大 17―0 関西大
9月30日 同大―神大(15時 万博) 神戸大 27―23 同志社大
関大―大産大(18時 万博) 関西大 20―6 大産大
10月1日 立命大―近大(11時 西京極) 立命館大 45―7 近畿大
京大―関学大(14時30分 西京極) 関学大 36―10 京都大
10月13日 京大―立命大(18時30分 西京極) 立命館大37―0 京都大
10月14日 大産大―同大(14時 万博) 同志社大 17―13 大産大
近大―関学大(17時 万博) 関学大 48―7 近畿大
10月15日 神大―関大(17時 王子) 関西大 28―20 神戸大
10月28日 大産大―近大(11時 長居) 近畿大 34―7 大産大
立命大―同大(14時 長居) 立命館大 31―14 同志社大
10月29日 関学大―関大(14時 王子) 関学大 34―21 関西大
神大―京大(17時 王子) 神戸大 40―16 京都大
11月11日 神大―近大(13時 万博) 近畿大 20―14 神戸大
関大―立命大(16時 万博) 立命館大 38―3 関西大
11月12日 同大―関学大(11時 西京極) 関学大 20―6 同志社大
京大―大産大(14時30分 西京極) 京都大 6―0 大産大
11月25日 大産大―神大(11時 万博) 神戸大 29―10 大産大
同大―関大(14時 万博) 関西大 24―7 同志社大
近大―京大(17時 万博) 京都大 27―0 近畿大
11月26日 関学大―立命大(14時 神戸ユ) 関学大 16―14 立命館大

【注】会場の万博=万博フィールド(エキスポ・フラッシュ・フィールド)、王子=王子スタジアム、西京極=西京極陸上競技場、長居=長居球技場、神戸ユ=神戸ユニバー記念競技場