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(6)離島のスポーツ

2009年07月23日

 「島国・日本」には、6847の離島があり、住民登録のある(人が住んでいる)島は310島だそうだ(財団法人日本離島センターのホームページから)。離島の子どもたちのスポーツ活動に興味を持っていたが、先日、離島のスポーツ振興に取り組んでいる池内嘉正さんという方と出会った。私と同じ「日本旅のペンクラブ」会員である。

第91回全国高校野球選手権京都大会の開会式
第91回全国高校野球選手権京都大会の開会式

 池内さんは、大阪市天王寺区に住む経営カウンセラー。還暦を機に、国内の60島の島旅行を行い、世界の70島巡りにも挑戦している。2009年9月に古稀を迎えるとは思えないほどのパワーで、「日本の島 再発見」(2001年発行)の著作もある。この本の利益などを当てた500万円の基金で、離島の子どもたちのスポーツ振興を思いたったという。

 昔は無類のゴルフ好きで、第2の故郷の石垣島ではジュニアゴルファー育成に熱中した。その延長線上ともいえる離島のスポーツ応援活動だ。すでに、国内8島に、一輪車、卓球台、野球道具などを贈っている。海外6カ国の島々には、スポーツ用品だけでなく、学用品なども送っている。品物は、メーカー企業に協力を依頼、応じてくれた場合は安く購入できる。

 子どもたちの数が少ない離島の場合、スポーツを通して、必要な競争を体験したり、チームワークの大切さを学び、練習の反復で我慢強さを身につける、といった機会が、どうしても少なくなりがちでは…と思う。

 話は変わるが、8月7日から9日まで、島根県の隠岐の島町で、第2回全国離島交流中学生野球大会が開かれる。プロ野球の元ロッテ投手・村田兆治さんが提唱者で、全国の離島から16チームが参加するという。

 島ならではの伝統文化、景観、人情、グルメ、癒し…などを求めて「島旅」を楽しむ人は多い。島のもう一つの魅力は、子どもたちの屈託のない笑顔だ。スポーツが、その笑顔をもっともっと輝かせてくれたら、と池内さんのお話を聞いていて感じた。

【池内さんのホームページは http://www.tetujin60.com