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(30)馬術の元五輪選手、荒木雄豪先生を偲ぶ会

2012年09月17日

 京都産業大学名誉教授で、1960年・ローマ五輪、68年・メキシコ五輪の馬術競技に出場した荒木雄豪(あらき・ゆうごう)さんを偲ぶ会(実行委員長・柿野欽吾京都産業大学理事長)が2012年9月17日、京都市内の京都産業大学壬生校地むすびわざ館で開かれた。大学や馬術関係者、友人らが多く集まり、豪放な一面もあった大学人でありスポーツ人の荒木さんとの別れを惜しんだ。

 荒木さんは、1925年(大正14年)に、京都産業大学創設者の荒木俊馬(としま)氏の長男として京都市で生まれた。京都一中(現洛北高)から第五高等学校(現熊本大学)に進み、京都帝国大学(現京都大学)に入学、1949年(昭和24年)に理学部宇宙物理学科を卒業した。京都産業大学の開学に尽力し、一期生の入学の日の馬術部を創設。自ら指導して学生馬術会の強豪に育てた。

 1995年(平成7年)に京都産業大学を定年退職、名誉教授に赴いたが、在職中は計算機センター室長、図書館長なども務めた。9月2日に亡くなった。享年87歳。

 偲ぶ会では、京都産業大学馬術部のOB組織「和駿会」の堀田武司会長が開会の辞を述べ、柿野欽吾・実行委員長が追悼の辞をささげた。友人らが、荒木さんの生前のエピソードをまじえてお別れのメーッセージをおくり、馬術への情熱や、男気の強さなどを披露した。クラシック音楽が好きだった荒木さんへ、「G線上のアリア」献奏された。また、大学運営に対する感謝状が遺族に贈られた。

 会場のロビーでは、荒木さんが、ローマとメキシコの両五輪に出場したときのユニホームや、愛用の馬具、選手時代の写真なども展示され、「馬術人生」の充実ぶりをほうふつとさせた。

荒木さんの遺影を前に、開会の辞を述べる堀田・和駿会会長 柿野理事長(左)から遺族に贈られる感謝状
左:荒木さんの遺影を前に、開会の辞を述べる堀田・和駿会会長
右:柿野理事長(左)から遺族に贈られる感謝状

荒木さんが生前に愛用した馬具など
荒木さんが生前に愛用した馬具など