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つれづれなるままに、独り言。(連載第108号)

2009年08月10日

 雨の多い夏になった。体調もスキッリしない。海外のゲームもオフ期でしばらく中断だ。その中でも練習試合やフランスリーグが始まっているようだ。先週のJOMOカップ 日韓戦をテレビ観戦した。思った以上にJ選抜のスピードのある攻撃に目を見張った。是非とも代表による日韓戦を再開してほしい。ただスタジアムにやや空席があるのが目に付いた。韓国でも代表戦以外は苦しいのかもしれない。

 これまたテレビでなつかしの名場面特集をやっていた。アジアカップ二連覇の時のヨルダン戦だった。おもしろい構成で時を追って場面展開が図れていて選手インタビューも豊富で面白かった。あの重慶でのPK戦だ。PK途中で使用ゴールサイドを変更するという前代未聞の出来事だった。まさにPK戦、いや国際試合が心理戦であるという証明だった。それはキャプテン宮本のギリギリの抗議から始まった。そういう意味で宮本が功労賞ものだ。

 私は、結果日本代表の逆転勝利以上にこの裁定についてのFIFAのコメントを期待していた。また、このゲームにおけるレフェリーコメントやマッチコミッショナーのレポートを知りたかった。そしてつくづく、ゲームにおけるレフェリーのジャッジの決定力に感心もした。だから宮本のような執拗なるギリギリの抗議(むしろ交渉)が大切なのかもしれない。インタビューで彼は、英語で話したと言っている。その言葉もわかりやすい説得のある英会話だった。(中身までは、憶え切れなかったが、その時感心したことは確かだ) さて、では今の代表では誰が交渉できるのか、私は中村俊輔に担ってほしいと思った。

 来年のW杯、日本は早々とベースキャンプを南部海岸リゾートのジョージに決定した。(7月2日号のコラム参照) JFAは先日、その直前キャンプをスイスで実施することを発表した。高地と気候、練習環境が選定の理由と思う。ようするに、サッカーのサムライジャパンは、全員晴れの舞台で決起大会を終えて、スター軍団となって成田をチャーター機でスイスへ向かうのであろう。そして、つつがなくスイスでのキャンプをうち上げ、これまたチャーター機で南アのジョージに向かうであろう。安全で生活環境の優れた特別地が与えられている。

 その結果本戦でヨハネスブルグやその周辺へ移動したとたんに劣悪な空気と環境の中で、日本のスター軍団は自分たちのプレーを忘れ自滅の道をたどるのであろうか。結論へ導くキーワードはひとつ、過保護ということ。この意味を解ってほしい。代表周辺の方々に目覚めてほしい。W杯上位チームのしたたかさと野武士軍団である意味を。(本日のコメントは私の独り言であって、事実に程遠いかもしれないし、またその反対に近いかもしれない。ただ夢を追い続けているのは真実だ。)