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オランダ戦が楽しみだ。(連載第109号)

2009年08月25日

 先日のJリーグ柏と横浜M戦で誤審があったとして担当レフェリーが処分される記事を読んだ。シュミレーションかファウルかの判定で、レフェリーはシュミレーションをとって警告をだした。その後ファウルが正しかったようだ。たぶんテレビのリピート画像で違った角度からだとファウルなのだろう。JFAは今回の誤審の処分を公開し、次からの基準づくりに着手するそうだ。昨今は審判家業もたいそう遣り難くなったようだ。きびしい時代を反映している。ビデオ監視も具体化しそうだ。

 しかし、私は個人的に賛成しない。その時の一瞬の判定を委ねられたレフェリーの権威を重んずるからだ。かつてこんな話があった。「どんな誤審をしても少なくとも1つのチームからは非難を浴びることはない」。私も若い頃に主審を何度も経験したことがある。基本的に主審の動きはグランドを対角線上に行き来する。そして出来る限りプレーの近くに位置をとる。しかし、展開によっては、間に合わないようなことが多々おきる。もちろん線審とのコンビネーションも大切だ。

 判定に困るときは得てして線審も同様なことが多い。一瞬の判定は、その時自分を信じることしかない。それを誤審といわれたら自分を否定されたことになる。どのスポーツにも言えること。誤審を掘り起こして判定を覆して始めたら歴史が狂ってしまうことになる。そんなことをしても所詮仕方ないことである。神様以外の者が判定の笛を吹く、それを主審と決めたのである。それが起源であることを啓発したい。

 これも先日のテレビインタビューでガンバの遠藤が来る9月5日のオランダ戦について語った。かれはオランダ戦を大変楽しみにしている。この時点で強敵オランダと一戦を交えることは、現在の日本の立ち位置がはっきりする。できれば細かいことまで気がつけば大変収穫になる。その上、日本はオランダより綺麗なパスサッカーで勝ちたい。そしたら翌日の新聞は日本もヨーロッパも大変なことになるだろう。私は、このことが現実に起こってほしい。何度も言っていることだがサッカーは戦術と運とで相手の強いチームを打ち負かすことができるボールゲームである。

 最後に私のオランダ戦ベストイレブンを紹介したい。もちろんタフなゲームになることアウェイ戦ということを考えている。

※守備も攻撃も重視した重厚なスタメンに新しい人をコンバートした布陣。