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オランダ戦、楽しみにしていたのに・・・・・・(連載第110号)

2009年09月07日

 先週末のオランダ遠征。前回のコラムのタイトルのように楽しみにしていた。何らかの試みを期待していたのに残念でならない。(結果は0-3) かつてオシム前監督は、代表に期待しすぎると言っていた。もっと長い目で見なければならないのかもしれない。しかしながら、何を意図した戦いを挑んだのだろうか、少なくとも何か明確な意図があったはずだ。これからのゲームは、政党のマニフェストではないけれど、事前に明確な意思を現してほしいものだ。なにか曖昧な表現で逃げているように見える。

 私は、新しい選手の起用と戦術の確認、失点後の対応などを明確にしてほしかった。前回のドイツ大会のオーストラリア戦のような結果は見たくなかった。実際は、何の収穫があったのだろうか。私が言わなくとも多くのマイコミが語ってくれるだろう。でも言わなければ腹の虫が収まらない。

 私は疑問点を明確にして次戦のガーナ戦をじっくり見たいと思う。まづ第一に、なぜいつもの先発メンバーなのか・・・・・。次になぜ新しい選手を試さないのか・・・・・。そして、なぜ失点以後極端に運動量が落ちた中盤の選手を交代しなかったのか・・・・。最後になぜ前半の日本の時間帯に得点できなかったのか・・・・・。済んでしまったことかもしれないが、明確な反省の弁を聞かないと次に繋がらない。

 次のガーナ戦、同じような過ちを犯すようだとW杯ベスト4は望み薄だろう。そしてこんな夢物語を書くことも恥ずかしくなってくる。サッカーは戦術で格上のチームに勝つことができる。そしてその戦術を試すことができるのは監督しかいない。戦術と監督がキーワードである。次はそれをじっくり見たい。

 JFAの会長の言葉がある新聞に掲載されていた。ブラジルではプロになる前に30万本のシュートを打っている。日本はこれに対して5000本だという。私は、すぐに計算した。ブラジルでは16歳でプロになるとしよう。そして8歳からゲームをする機会があると仮定する。アマチュアで8年、日数で2920日の期間がある。一日103本のシュートを毎日続けて8年間の計算になる。果たして日本では毎日103本のシュートを打つ環境が存在するのだろうか・・・・・・・・。世界との距離が、また広がった。