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大阪ダービー(連載第177号)

2012年12月25日

※タイの古都アユタヤにある菩提樹の根っこから
※タイの古都アユタヤにある菩提樹の根っこから

天皇杯準々決勝での大阪ダービー

 本年最後のコラムになると思うけれど、大阪ダービーを取り上げてみた。天皇杯準々決勝は長居競技場でガンバ大阪対セレッソ大阪となった。結果は、延長の末2-1でガンバが勝って次にコマを進めた。

 円熟したメンバーのG大阪の遠藤は延長後半7分、FKをどんぴしゃりのタイミングで蹴って途中出場の家長が合わせた。遠藤はこの日、ボランチを今野に任せたかっこうで攻撃的ハーフの位置にいて、積極的に前線に攻撃参加していた。先取点も遠藤が頭で押し込んで取っている。

 先日の最終節、自力で残留を決めたセレッソと、腑がない戦いで初めてJ2降格となったガンバであったが、平均年齢で5歳上のガンバが若いセレッソを打ち負かした。このような戦いを最終節でやっておけばガンバの残留もあったと思うから残念でならない。大半がJ2でも残留すると発表されたガンバの面々、落ちて初めてその重みを知ったのかもしれない。

 もっと早く、この布陣・今野と遠藤を一列上げるシフトで戦うべきだった。前回も言ったけど、改革・革新はシーズン途中で実行するのが難しいということだろう。たった現在のシフトを少し変えるだけでも抵抗があるのだろうか。

若いセレッソに飛躍期待

 来期はこのダービーは見られない。大阪の盟主をJ1に残った我らのものと言いたい若いセレッソだったけど、ボール支配率やパスワークでガンバの遠藤や明神、二川、今野には及ばなかった。若いセレッソはオリンピック世代だ。扇原、山口、杉本、南野ら。若いと言っても世界では彼らの年代では国の中心選手が多い。来年は今年以上の飛躍が必要だ。ゲームの流れを理解した動きが必要だし、確実なプレーがほしい。

 ここが正念場という時間に簡単にミスをしてボールを取られてしまう。一生懸命ボールをキープしても独りよがりになってはならない。今更に清武の移籍がもったいないと思う。彼にとってはドイツで飛躍の年となったけれど。このゲームでセレッソの課題とガンバの若返りの必要性を感じることとなった。

 最後に、今年は一度もスタジアムを訪れることが叶わなかった。残念な一年だった。来シーズンは絶対スタジアムへ。そして、コラムが200回を迎えられる様独り言だけど頑張って行きたいと思う。

※これまでどおり、文中の選手の氏名には敬称を付けてはいない。今後も敬称略で行きたい。コラム冒頭の画像はJTB時代に訪れた約150都市で撮影した写真や家族が撮影した風景画像を掲載している。無断転載は固くお断りしている。