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スタジアムへ行こう (連載第186号)

2013年3月10日

前号に引き続いてガンバ万博スタジアム観戦記から

一年ぶりのスタジアム観戦だった。やはり生観戦のすばらしさが身にこたえる。しびれる瞬間だ。

新スタジアムをつくろう~のぼり旗~
新スタジアムをつくろう~のぼり旗~

スタジアム観戦における私の三原則を確認しよう

① チームのこと
 ガンバは初のJ2開幕戦で長谷川新監督による初采配である。サンガは昨年最終戦でもJ1昇格を実現できなかった。大木監督になって3年目のシーズンだ。両者とも負けられない一戦となった。ともに4-4-2のフォーメーションで両者ともベストメンバーだ。

② スタンドのこと
 この日は天気も良くスタンドは満員だった。ピッチも開幕戦にふさわしく整備され、スタッフの運営もスムーズで統率されている。観覧席までの導線も賑やに演出され、ここではサッカー文化が成熟している。世界に類をみないほど安全で子供や女性が観戦できる国。
 ここは緑豊富で利便性に優れた都心の一等地だ。

③ レフリーのこと
 J2の審判団を久しぶりに見る。全体的に言って及第点だった。難をつけたら主審はボール周辺ばかりに気をつけていて、離れた場所でのファウルに疎かった。全体を見渡せるポジションニングが時には必要だ。副審も一呼吸遅れた判定に気がかかる。オフサイドは位置の問題でなくてプレーする瞬間だが、そのフラッグの挙がるタイミングと毅然とすべき姿勢は注目される。

1972年開場の万博記念競技場も今や老朽化してきた。しかし立地は最高だ。
1972年開場の万博記念競技場も今や老朽化してきた。しかし立地は最高だ。

大阪モノレール公園西口駅からスタジアムまでの導線は歩いて数分の距離で道の左右に屋台やイベントテントが並ぶ
大阪モノレール公園西口駅からスタジアムまでの導線は歩いて数分の距離で道の左右に屋台やイベントテントが並ぶ

特設テントの中では新スタジアムの精密模型が展示されていた。立体的に見せることでより詳細がわかり易く、募金活動も合わせて行っていた。立地場所は、万博公園内で現スタジアムからの距離も近く、地域の笑顔をつくるにふさわしい場所と言えよう。
特設テントの中では新スタジアムの精密模型が展示されていた。
立体的に見せることでより詳細がわかり易く、募金活動も合わせて行っていた。
立地場所は、万博公園内で現スタジアムからの距離も近く、地域の笑顔をつくるにふさわしい場所と言えよう。

いざスタジアムへの通りの左右を埋め尽くすグッズやB級グルメ
いざスタジアムへの通りの左右を埋め尽くすグッズやB級グルメ

万博スタジアムの収容人員21000人と少なく、両サイドは立ち見となっている。
万博スタジアムの収容人員21000人と少なく、両サイドは立ち見となっている。

長居と同様に、ここでもピッチサイドに特設スタンドが設置されている
長居と同様に、ここでもピッチサイドに特設スタンドが設置されている

サンガサイドのゴール裏の立ち席は、サンガ応援団の盛り上がっていた
サンガサイドのゴール裏の立ち席は、サンガ応援団の盛り上がっていた

ガンバサイドの応援席では、観衆を巻き込んだ応援合戦が最高潮だ。リーダーの指示に従って全員がガンバの文字があるマフラーを掲げている。応援歌も数種類あるらしく、統一された合唱がガンバを奮い立たせた。
ガンバサイドの応援席では、観衆を巻き込んだ応援合戦が最高潮だ。
リーダーの指示に従って全員がガンバの文字があるマフラーを掲げている。
応援歌も数種類あるらしく、統一された合唱がガンバを奮い立たせた。

サッカーのスタジアム観戦は、何がすばらしいのだろう・・・・

 生観戦はすばらしい。ゲーム全体が見渡すことが可能で、全体の流れがつかめる。全体がつかめる事の意味は大きい。チームの戦術や得点に至る一連の流れが理解できる。これらはサッカーを理解する上で必須条件である。

 その上、チームの応援や野次を含めて同じ瞬間を選手と共有できることだ。そうだ、チームと一丸になれることは生観戦の醍醐味である。日ごろのストレスを発散させるために大声で応援し、ビールと唐揚げ片手に自然の中で観戦することは、少し大げさかもしれないが・・・生きている実感を味わえる。

サンガ後半の攻撃のひとコマ
サンガ後半の攻撃のひとコマ

スタジアムへ行こう・・チームとの出会い、人との交流、自然謳歌、そしてストレス発散のために、子ども女性が安心してサッカー観戦できる安全な日本のスタジアムへ、みんなでスタジアムへ行こう。