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新戦力の挑戦 東アジア大会初戦(連載第204回)

2013年7月22日

※最初で最後、東アジア日本海側の北朝鮮沿岸までやってきたのは奇しくも金日成主席が亡くなった日、1994年7月8日であった。環日本海経済ミッションのツアーだった。川向うが北朝鮮のハサンで私のいる手前がロシア領土だ。偶然に当たってしまって、着陸して15分足らずで帰還した。ロシア側の警備兵が何か北朝鮮で起こっている、国境付近は危険と忠告してきたからだ。
※最初で最後、東アジア日本海側の北朝鮮沿岸までやってきたのは奇しくも金日成主席が亡くなった日、1994年7月8日であった。環日本海経済ミッションのツアーだった。川向うが北朝鮮のハサンで私のいる手前がロシア領土だ。偶然に当たってしまって、着陸して15分足らずで帰還した。ロシア側の警備兵が何か北朝鮮で起こっている、国境付近は危険と忠告してきたからだ。

※事前にロシアのウラジオストックでチャーターしたヘリに分乗した。途中日本海沿岸で一休み。操縦士は水着に着替えて海水浴をしていた。これから起こる不気味な現象を予想もしていなかった。
※事前にロシアのウラジオストックでチャーターしたヘリに分乗した。途中日本海沿岸で一休み。操縦士は水着に着替えて海水浴をしていた。これから起こる不気味な現象を予想もしていなかった。

※ヘリは、万一の時を想定して2機チャーターした。最初に飛び立った一機が北朝鮮の方角へ向かう。私たちは2機目に乗って後を追った。
※ヘリは、万一の時を想定して2機チャーターした。最初に飛び立った一機が北朝鮮の方角へ向かう。私たちは2機目に乗って後を追った。

現実の数字

 これは先日。7月20日開催の数字である。 栃木4,676、徳島4,664、北九州2,555、万博18,193、岡山5,142、鳥取4,201、松本11,019、千葉3,674、岐阜5,857、富山4,141。J2公式戦の観客数である。万博はガンバ大阪対ビッセル神戸の関西ダービーだった。松本も一万人を超えた。しかし、特に注目しているのは北九州の2,555人である。カードは京都サンガと北九州だった。スコアは1-1のドローだ。サンガは格下の北九州に勝ちきれず、2,500人とJFL並みの観客動員となってしまっている。

 昨年度J1平均動員数のトップは浦和の一試合あたり33,910人で2位が新潟の24,018人であって、平均では17,566人となっている。J2では甲府の10,407人がトップで最下位が鳥取の3,133人。平均では5,805人である。よってJ2のスタジアム収容率は悪く甲府でさえ61%で鳥取では19.5%で軒並み20%~40%程度と低迷している。

 これではクラブの経営は決して楽ではないし、明るい未来はやってこない。その上来年からJ3が開幕する。それぞれのクラブでの対策程度では挽回は困難であろうと推測する。Jリーグ本部が抜本的な改革を断行する時期に来ている。J開幕20年後の真実の数字だ。

新戦力の挑戦

 初戦の中国戦は3-3のドローで終わった。勝てたゲームを落とした。この試合、日本のすべてが出たゲーム展開だった。サッカーで一番危険な最初の10分間に失点した。相手のスピードに置き去りにされたファウルでのPKだった。(レフェリーはオーストラリア審判団)。中国の戦略は簡単だった。そのシンプルが日本の一番不得手としているところだ。中盤でパスをまわさずDFからビルドアップするサッカーではない。個の体力とスピードで前線に大きく蹴りこんで走りこむサッカーだった。東アジアのチームに見られるサッカーでもある。

 若い新生日本は、柿谷、原口、工藤らの活躍で3-1と逆転する。期待の若手が活躍したゲームで、それぞれの持ち味が出たゲームでもあった。柿谷は、FWの持つ得点感覚をフルに生かし、攻守に惜しみない動きをする工藤、積極果敢なドリブル突破の原口といった具合だった。その他にも高萩、山口蛍などの動きも徐々に良くなってきた。

 日本が勝ちきれないのは、ダメ押しができなかったことである。そして、後半いつものパターンで失点する。シンプルなロングパスと走り込みのプレーに付いて行けなかった。日本の良さと欠点が同時に出たゲームだった。これは若い日本代表だけの特徴ではなしに、長年課題として持ち続けている日本サッカーの課題でもある。

修正点とは

 修正点は多々あると思う。次戦までにやるべきこと、来年のW杯までにやるべきこと。ただ言えることは、日本のサッカーの進むべき道は間違っていない。戦術には大きな問題はない。ただ、個々の技術やスピードはレベルアップをする必要性を痛感する。

 先日も述べたとおり、センターバックに強いリーダーシップとラインを高く上げる勇気を持った背の高い足の速い選手が必要だ。 MFにミドルシュートを得意とするボールをキープできる司令塔が必要だ。 FWに緩急自在にボールを操る技を持ったテクニシャンが必要だ。 そして、私がもっとも言いたいのは、シュートを果敢に打つことだ。キックオフ直後のロングシュート、コーナーキックから直接シュートを打つ。GKから直接ゴールを狙う。あらゆる場面でシュートを打つことだ。これで道はかなり開ける。

 あと付け加えるならば、ザック監督がこのチームを何度もトライして試し続けることだろう。私が常々言っているB代表を作ること。彼らは常にスタンバイできるB代表だ。今年の暮れに香川や本田のいるA代表と対戦して互いの真価を図ろうよ。

私の評価点

GK 西川 6.0
DF 駒野 4.5 槙野 5.5 栗原 4.5 森重5.0
MF 山口 5.5 青山 5.0 高萩 5.5 原口 5.5
FW 工藤 6.0 柿谷 6.0