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W杯各大陸予選(連載第213回)

2013年9月16日

クロアチア ザグレブの中心街の風景。少し内戦時の銃痕を残す建物があるが全体的に清楚で静かな町の雰囲気を醸し出す。この人出は中心街だから見られた。


※クロアチア ザグレブの中心街の風景。少し内戦時の銃痕を残す建物があるが全体的に清楚で静かな町の雰囲気を醸し出す。この人出は中心街だから見られた。

J3への挑戦

 私なりに気にかけていたが滋賀県草津市に本拠の置くクラブチームMIOびわこ滋賀(JFL)の最初のステップであるJリーグ準加盟申請が却下、今年のJ3参入は叶わなかった。Jリーグは、クラブと地元との連携不足、経営基盤の問題を指摘して不合格とした。関西では地域リーグの奈良クラブが承認されている。

本田の移籍は・・

 この夏の本田の移籍話は、結局何も動かなかった。毎年移籍のシーズンになると本田の移籍話が湧いてくる。しかし、成就したためしはなかった。いつも金銭がからんだ不毛の争いだ。W杯前になる来年早々が最後のチャンスかもしれない。今度は、ロシアのクラブとの契約が切れる。契約満了である。確実に本田は、どこかに行かなければならない。今の本田の年齢や代表での活躍ぶりを見ていると、オファーしてくるビッククラブは複数あると思う。

 オランダリーグからロシアリーグに移籍した本田が目指すのは、イタリアかイギリスかと言った国だろう。ただし、これからのシーズンでケガをしないことが重要だろう。ロシアの冬は厳しい。今まで以上に体調には気を配る必要がある。万全の態勢で12月を迎えてほしい。そのころにはW杯での対戦相手も決定する。

W杯大陸予選

 各大陸で予選が大詰めに入っている。

 欧州グループAは、ベルギー、クロアチアが先行しているが、まだ決定しない。
 グループBは、イタリアが一抜けて本選決定した。後はブルガリア、デンマーク、チェコと続いている。
 グループCは、ドイツ、スエーデンが先行しているがまだ決定ではない。
 グループDは、オランダが決定した。後はハンガリー、トルコ、ルーマニアと同率で続いている。余談を許さない東欧スタイルのサッカーだ。
 グループEは、スイス、アイスランド、スロベニアと小国が首位を争っている。
 グループFは、ロシア、ポルトガル、イスラエルと混とんとしている。
 グループGは、ボスニアとギリシャが一位を争う。
 グループHは、イングランド、ウクライナ、モンテネグロと全く分からない状況だ。
 グループIは、ほぼスペイン、フランスで決定だろうと想像する。

 アジア予選は日本と同組にいたヨルダンがプレーオフに勝って大陸間決定戦に出る。中北米カリブ海地域アメリカ、コスタリカが抜けて本選出場が決定した。残り1チームが自動的に本選出場で4位チームが大陸間決定戦に回る。なんとメキシコが5位とやばい。

 南米地域は圧倒的に強いアルゼンチンが今回決定した。コロンビア、チリ、エクアドルと続く。4位までが本選へ、5位がプレーオフに回る。ウルグアイが5位に低迷している。パラグアイは最下位に沈んでいる。

 私は、イングランド、トルコ、メキシコ、ウルグアイの動向が気にかかる。

W杯予選でもっとも熱い一日 (NHK-BS) セルビア対クロアチア

 9月6日のセルビアのベオグラードでの試合はW杯予選史上もっとも熱いゲームだった。 かつてはユーゴスラビア連邦として東欧に君臨していた両国。6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教が混在していて何度となく国名を変えながら成立していた旧ユーゴはついに20年前に勃発した内戦で国土は焦土化し、多くの難民を発生する事態となる。

 今なお戦争終結後もセルビア人とクロアチア人の憎しみの歴史は続いている。番組は民族対立か隣人として認め合う新たなスタートかを問いかけている・・・。両国のこのゲームにかける思いは様々だ。永遠に恨み続けるサポーターの声と憎しみを抱えながらも平和を熱望するチームの姿がある。試合は、満員のセルビア人サポーターが一触即発の様子で進んでいくが、クロアチアのラフプレーを冷静に対処したセルビア選手の活躍もあって1-1のドローで終わる。

 サッカーが示す民族の高揚とサッカーが成すフェアプレーの意義を織り込みながら、両国サポーターの一日をドキュメントで追うドラマ仕立ての展開で放映された特別番組であった。大変良かった。見逃した方は再放送の機会に是非とも見てほしい。

 最後に京都サンガが千葉に勝った。まだ6位のままだが。これからのゲームは一試合ごとに決して落とすことはできない。サッカーを観戦するのでなく最後まで諦めない姿が見たい。