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W杯北中米カリブ海・南米予選決戦(連載第216回)

2013年10月4日

ブラジルサンパウロ街角の路上売店・クラブチームのユニホーム(レプリカ)を売る青年


※ブラジルサンパウロ街角の路上売店・クラブチームのユニホーム(レプリカ)を売る青年

W杯北中米カリブ海を予想

 前号の欧州予選に引き続いて北中米カリブ海を予想してみた。35チームが3.5枠を競う。現在最終予選は6チームがホーム&アウエーで戦っている。3位までが自動的に選出され、4位がオセアニア1位のニュージーランドとプレーオフに回る。サッカー後進国のニュージーランドを考慮すると4位までがほぼW杯ブラジル大会の出場権を得ることになるだろう。

 米国、コスタリカが決定している。三位にホンジョラス、四位にパナマ、五位メキシコ、六位ジャマイカの順になっている。W杯フランス大会で日本と対戦したジャマイカは、現在0勝で、まずは敗退だろう。ロンドンオリンピックとコンフェデに出場したメキシコが五位に低迷している。そのあたりが注目だろう。

 そのメキシコはホームでパナマとアウエーでコスタリカと対戦する。私は2勝狙いで行けると思っている。最後の最後で三位になれると踏んでいる。パナマはメキシコと米国で分が悪い。現在三位のホンジョラスはコスタリカとジャマイカが相手となる。ここは、ある意味プレーオフに回っても行けそうなので案外冷静かもしれない。ただし、メキシコを除いてである。予想、三位メキシコ、四位ホンジョラスと思う。

南米予選を考える

 開催国ブラジルを除いて4.5枠である。現在1位のアルゼンチンが決定している。2位3位はコロンビア、チリと混とんとしている。かつてコロンビアにはライオンヘアのバルデラマがいて一世を風靡した時代があった。以降は落日の日々が続いていたが、今回新星ファルカオが現れた。この予選では彼を中心にすばらしいサッカーを展開している。コロンビアはホームでチリとアウエーでパラグアイと対戦する。ホームのチリ戦が天王山だ。チリはコロンビアとエクアドルと対戦する。いずれも強敵だ。アウエーのコロンビア戦が天王山だ。

 現在四位のエクアドル五位のウルグアイ六位のベネズエラ七位のペルーまで逆転のチャンスは残されている。エクアドルはホームでウルグアイとアウエーでチリと対戦する。ウルグアイ戦がカギである。

 低迷しているW杯南ア大会ベスト4のウルグアイは世代交代がうまく機能していないのか六位低迷している。この二試合は絶対必勝で臨むしかないだろう。大波乱があるかもしれない。ウルグアイの対戦はアウエーのエクアドルと最終戦ホームでアルゼンチンと対戦する。しびれるゲームになるのは必至だろう。運命の大波乱は起きる要素はある。

 ベネズエラ、ペルーとも最後のプレーオフ枠に入るかどうかだろう。ベネズエラはパラグアイと一戦を残すのみで、ペルーはボリビアとアルゼンチンを残している。なんとも言えない位置いる。最下位のひとつ前がボリビアで最下位がパラグアイだ。2チームとも本来の姿でない。次回の大会を見据えて若手の育成が大切だろう。以上、どう考えても予想のつかない大陸である。

<予想> アルゼンチンの決定、コロンビア・ウルグアイ・エクアドル・チリの4カ国。 この大陸はコロンビアの復活とウルグアイの危険性が肝である。

2022年W杯カタール大会の開催問題

 FIFA理事会はカタール大会の夏の過酷な気温を配慮して冬開催にこぎ着けようとしている決議を一旦延期したいと考えているようだ。もともとW杯と冬季五輪は同じ年に開催される。もし、W杯カタール大会が1月、2月の各国リーグ戦の休閑期に開催される場合は 冬の五輪と重なってしまうからだ。FIFAは11月開催を示唆しているが各国リーグ、特にヨーロッパからNGの声が上がることは必至であろう。11月のリーグ戦中断はどこも納得しない。リーグ終盤の優勝を意識する時期でもあるからだ。さまざまな問題点が次から次へと湧いてくるカタール大会。いよいよW杯予選が終盤に向かって走り出した。