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J2サンガ対ガンバ戦(連載第222号)

2013年11月11日

1994年ワールドカップアメリカ大会ロス郊外パサデイナのローズボウル競技場 ルーマニア3-2アルゼンチン戦。ローズボウルはアメリカンフットボールの聖地


※1994年ワールドカップアメリカ大会ロス郊外パサデイナのローズボウル競技場
ルーマニア3-2アルゼンチン戦。ローズボウルはアメリカンフットボールの聖地。

週末三試合

 この週末は、撮り溜したビデオやBSテレビなどで三試合をテレビ観戦した。

 まずは、先日来中東で開催されていて若き日本が決勝トーナメント一回戦でスウェーデンに敗れたU-17ワールドカップ決勝戦だ。決勝はメキシコとナイジェリアの対戦だった。フィジカルのナイジェリアかポゼッションのメキシコかと言われていたが結果は3-0のナイジェリアの大勝に終わった。これが四度目の優勝らしい。圧倒的にフィジカルで勝っていた。その上、ボールコントロールもメキシコの比ではない。特にボールを持ってのターンが素晴らしい。メキシコのDFは翻弄されている。

 こうしてみるとナイジェリアの未来は明るい。しかし、フル代表の大会となると優勝まではいかないのが事実だ。きっと若いうちにビッグチームに呼ばれて成長が止まるのだろうか。日本のJリーガーでも同じである。最後はすべて自分の心意気である。自分に降りかかるすべての出来事には理由があるからだ。

 二試合目は、UEFAチャンピオンリーグのFCバルセロナ対ACミラン戦だ。何と言ってもバルセロナにはメッシとネイマールがいる。これまたバルセロナの圧倒、3-1でミランを下した。ミランにはカカやバロテッリがいるが、彼らの光り輝くところはあったがバルセロナの方がもっと輝いていた。私はカカの衰えを痛感した。

 来シーズンから本田圭祐が加入する。本田の活躍でミランの栄光を取り戻せないだろうか。この試合で本田を待つミランの苦悩が見えたような気がする。

 そして、ネイマールがようやくチームに馴染んできた姿を見て取れた。メッシのチームからネイマールというアクセントが加わった。その上、イニエスタやシャビもいる。チームをナンバーワンにするためには、毎年進化することの必要性を感じた。そのためにプロの世界では適切な補強が必要だ。二つのチームを見て補強と育成の両輪がチームには欠くことができない要素であると思った。

サンガ対ガンバ戦

 最後の一試合はJ2のサンガ対ガンバ戦だ。今春の開幕戦以来の戦いだった。あの時は3-3のドローで私は京都サンガの方が良い動きをしていたと感じた。この試合は大切な一戦である。プレーオフ有利な三位をキープするためには前節J1復帰を決めたガンバをホームで叩いておく必要がある。そして、神戸のJ1復帰を阻止するためにも勝つ必要があった。そんな大事なゲームだったが、結果は0-2での敗北に終わり神戸のJ1復帰を決めてしまうことになった。

 ゲームはサンガが支配しているように見えた。しかし、実際はゴールと関係ないところでボールを回していたに過ぎない。アイデアも意外性も不足していた。ガンバはさすがだった。遠藤が適宜にボールをちらし、二点目のラストパスを出した。全体が見えていたといえばそれまでだが、サッカーの勝ち方を知っていた。一枚上手だった。サンガは、ボールがこぼれた所に走りこんでいた。むしろ、走ってくる相手にボールが出ないといけない。
個々の仕掛けもサンガは幼稚だった。もっと熟練した職人がほしかった。中盤に元日本代表クラスのMFがほしい。でないと大事なゲームに勝てない。雨降る寒い西京極で寒いゲームとなってしまった。15000人以上の観客が入った大一番だったはずだ。

 J1の磐田の降格が決定した。前田のデスゴール伝説が自軍に適用になってしまったとメディアは叫ぶ。