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FIFAランク(連載第225回)

2013年11月25日

ブラジルサンパウロ競技場のゴールマウス


※ブラジルサンパウロ競技場のゴールマウス 

現在のFIFAランクは・・

 現在(10月現在)のFIFAランクは以下のとおりだ。これは毎月発表される。1位スペイン2位ドイツ3位アルゼンチン4位コロンビア5位ベルギー6位ウルグアイ7位スイス8位オランダ9位イタリア10位イングランド11位ブラジル12位チリ13位アメリカ14位ポルトガル15位ギリシャ・・・・・・44位日本となっている。

FIFAランクはどのようにして・・・

 ナショナルチームに対して過去4年間の国際Aマッチの成績を多方面からポイント化して順位を決定している。この時点で国際Aマッチが少なければポイントは低い。

算出方法
 過去48ケ月のすべての国際Aマッチが対象

以上により国際Aマッチポイント数を下記の式で算出
 (1)×(2)×(3)×(4)×100=ポイント数

いよいよFIFAランキング数値の算出

以上がランキングを決定する数値の計算方法であり、これによって現在1位のスペインは
1,513点で2位ドイツは1,311点、3位アルゼンチンは1,266点である。ちなみに44位の日本は634点となる。

問題点は多い・・

 試合数をたくさんこなせばポイントは上がるし、自分のチームよりも強い地域の強い相手と試合をすることがランクアップにつながる。強豪国が多い欧州や南米の国同士の対戦はポイントが高いが、地域的に弱体国のアジアなどは地域内の試合だとランクは低くなる。 大陸選手権が二年に一回の北中米カリブ海連盟やアフリカ連盟ではポイントが自然と高くなるが4年に一度のアジアカップでは低くその差は大きい。

 ランク上位国では、より実態に近いランキングであるが、下位になれば実態と反映されないランキングになってくる。今回ブラジルのランクが低いが、これは開催国で予選が免除されポイントが稼げていないのが原因の一つである。以上が問題の多いと言われているFIFAランキングである。
 大変複雑である。しかし、都度修正されて本日に至っている。よって私なりにこう判断している。FIFAランクは25位以上の上位チームは、正しく強いと評価する。26位以下は50位までは同等クラスで標準的と判断する。51以下は評価に値しない。よって、先日日本代表が負けたセルビアやベラルーシのFIFAランクは評価の対象外であって、決して日本よりも格下と表現してはならない。

 最後に、FIFAランクそのものが勝負事に左右されはしない。先日のオランダ戦やベルギー戦が物語っている。いつも言うがサッカーは弱いチームが強いチームに勝てるボールゲームだから。