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ワールドカップブラジル大会ファイナルドロー(連載第227回)

2013年12月7日

サンパウロ空港でのプロサンバチームのお出迎え。これもブラジル版おもてなしかも。


※サンパウロ空港でのプロサンバチームのお出迎え。これもブラジル版おもてなしかも。 

運命の抽選会

 日本時間の今朝、ブラジルサルバドールで恒例の抽選会(ドロー)が執り行われた。
早速その結果と日本の位置について考えてみたい。その前に、先日来いろいろとドローの結果を想定して楽しませてもらった。まず、日本が一番きついグループは、ブラジル、オランダ、イタリア、日本。日本が楽なグループは、ベルギー、カメルーン、ギリシャ、日本と考えた。インターネットでシュミレーションゲームをやれば、一回目はベルギー、ナイジェリア、ポルトガル、日本となって二回目は、ウルグアイ、ロシア、イタリア、日本となった。

結果は、

 Aグループ  Bグループ
 ブラジル  スペイン
 クロアチア  オランダ
 メキシコ  チリ
 カメルーン  オーストラリア
 Cグループ  Dグループ
 コロンビア  ウルグアイ
 ギリシャ  コスタリカ
 コートジボアール  イングランド
 日本  イタリア
 Eグループ  Fグループ
 スイス  アルゼンチン
 エクアドル  ボスニアヘルツェゴビア
 フランス  イラン
 ホンジュラス  ナイジェリア
 Gグループ  Hグループ
 ドイツ  ベルギー
 ポルトガル  アルジェリア
 ガーナ  ロシア
 アメリカ  韓国

 日本はC組に入った。予想していた結果と違うが明らかに緩いグループだ。隣のD組は俗にいう死の組だろう。C組には優勝経験チームは入っていない。アフリカ大陸のコートジュボアールは守備に弱点がある。アフリカ地域共通の問題である。DFがウオッチャーになって、相手のマークがズレてしまう。日本の速いワンタッチパスが生きてくる。しかし、攻撃には迫力がある。そうなるとDF陣の間合いが大事になってくる。ファーストアタックの仕掛けを速くして、相手に前を向けさせないことだ。フィジカルも強いからボールをバウンドさせないで早く処理する努力が必要だ。間違いなく勝てるチームだろう。

 欧州大陸のギリシャは、守備のチームだ。しかし、決して点をとれない相手ではない。ゴール前で積極的な仕掛けが必要だ。何度も繰り返せば日本のペースになってきて、穴が見つかる。後はフィニシュの精度だろう。これも勝てる相手だ。

 問題はコロンビアだろう。幸い第三試合目にあたる。よって相手の戦績で戦い方の対応が望まれる。コロンビアが二戦とも勝っていたら、日本は自分たちのペースで戦うことだ。
コロンビアがベスト16に未決定な場合に日本は様々な対応をする必要性が生じる。

 いずれにしても、自分たちのサッカーが出来て精度が高いシュートを打てば一次リーグの二位以内は確保できるだろう。

 次に対戦地を考えてみよう。第一戦のコートジュボアール戦は北部のレシフェだ。第二戦目のギリシャ戦はナタルだ。これもレシフェ以上に北部だ。第三戦のコロンビア戦は内陸部のクイアバとなった。コロンビアからの大応援団がやってくるだろう。南半球は冬にあたる。しかし、ブラジル北部はアマゾンで知られているとおり高温多湿である。日本はこの気候との戦いだとも言われている。私は、問題ないと思っている。それは日本の夏の方がもっと高温多湿であるからだ。今回の四チームには気候はあまり影響しないだろう。
水分補給と休養がカギを握っている。

 日本はキャンプ地をサンパウロ州のイトウ市に選定するらしい。前にも言ったがサンパウロ州は日系人が多い。イトウ市は静かで環境の良い場所である。移動は航空機とバスである。これはワールドカップの定番だ。日韓大会の時に輸送を全面手配する仕事をした時、このワールドカップの移動の常識を知った。

 気候も良い、静かで整った宿舎で休養する。同じ食事と枕での生活が保障されれば、まずは安心して落ち着くことが出来る。

 ザック監督は「相手にあわさない。自分たちのサッカーを貫く」と語った。そのとおりである。最後の強化試合のオランダ、ベルギー戦で自信をつけたのだろう。大会関係者はニンマリしたファイナルドローだった。