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ベースキャンプ地の決定(連載第230回)

2013年12月21日

決勝戦の地リオデジャネイロの有名なコルコバードのキリスト像からコパカバーナ海岸、ポンテアスカ―ルを望む

※決勝戦の地リオデジャネイロの有名なコルコバードのキリスト像からコパカバーナ海岸、ポンテアスカ―ルを望む

キャンプ地イトゥ市と各都市の位置関係、移動は空路だ。

※キャンプ地イトゥ市と各都市の位置関係、移動は空路だ。

サンパウロ郊外のイトゥ市に決定

 日本代表のベースキャンプ地がサンパウロ郊外のイトゥ市に決定した。20日の新聞報道で知った。環境面を重視したと記載されている。また、一次リーグ初戦の一週間前にイトゥ市入りを予定している。前回コラムで言ったけれど私はイトゥ市に行ったことはない。しかしながら、日系人の多いサンパウロ州でサンパウロ市内の悪条件(治安、渋滞など)を考慮してイトゥ市の環境の良さは秀でていることだろう。

 後は北部に集中している試合地との移動時間との折り合いだろう。それも、試合地への移動日を調整することで容易に解決できる。むしろ、試合終了後の移動だけが心配である。試合がナイターで行われる時に試合終了後のイトゥ市までの移動が深夜になってしまう。一旦試合地ホテルに戻って睡眠をとって翌日移動する方法も可能だが、早くベースキャンプ地に戻ってゆっくり休みたいのは言うまでもない。ワールドカップでは、試合後はすぐに移動するケースが多い。すぐの移動は次のゲームへの切り替えにもなる。決定してしまった後では意味をなさないかもしれないが、私は次のキャンプ地を第二案としていた。

私の第二案は首都ブラジリアだった・・・

 日本代表のベースキャンプ地にブラジル中央部にある近代計画都市ブラジリア及びその近郊はどうだろうか・・・というのが私の第二案だった。イトゥ市のデメリット移動時間が長いという事。今回世界地図を広げてブラジル国内を見ていたら、上記の地図のような位置関係を発見した。ブラジリアならば空路の移動時間はおおむね1時間前後に抑えられることになる。私の理想とする総移動3時間以内は達成することが可能な都市というわけだ。

 かつてのブラジリア訪問の記憶を呼び覚ます。他の都市と比較にならないほど整備された美しい都市だった。治安についても比較的問題ない。渋滞も少ない。疑問点は首都ということで何か制限があるかもしれない。その上、ワールドカップ会場地のひとつである。対戦する2チームが会場地入りしている場合がある。政府機関が集中する都心部はさておきその労働人口を支える衛星都市はどうだろうか、開催都市であれば練習試合の相手には事欠かないですむ。その上日本大使館があるからバックアップも問題ない。以上が第二案にした理由だ。

秘密兵器を駆使して

 私は秘密兵器のグーグルアース機能を使って世界のサッカー場を時空を超えてたびたび旅行する。先日はロンドンの新ウェンブリースダシアムとリオの新マラカナンスタジアムの上空から侵入してピッチレベルに降り立った。ストリートビューで周辺を散策する。過去に訪問した町であればこの機能で充実感がつかめるのである。

 今回グーグルアースを使ってイトゥ市を検索しながら上空から巡ってみた。結果、いくつかのサッカー場を発見することが出来たし放射線に伸びた道路、グランド、公園などの施設に整頓された住宅地が見えた。こんな具合に、多くの候補地を日本にいながら容易に探索できる。 今後はブラジルの各試合地をデスクに居ながら探索してみようと思っている。

 モロッコ開催中のクラブワールド選手権で地元チームのラジャ・カサブランカが決勝に勝ち進んだ。Jリーグにない迫力のあるチームだった。Jもがんばらないと・・・。