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ふたりの今後 (連載第275回)

平成26年9月3日

アフリカ南端の有名な喜望峰。英語でグッドホープケイプ(希望峰)と呼ぶ。スペイン帆船がここまで南下してきてこの岬で一気に舵を取舵に切る。反対に帰路は一気に面舵となる。 ここを訪れたとき、バスの一行にドライバーがシャンパンを抜いてくれた。もちろんガラスのシャンパングラスも持参していた。全員で喜望峰に向かって乾杯をした。

※アフリカ南端の有名な喜望峰。英語でグッドホープケイプ(希望峰)と呼ぶ。スペイン帆船がここまで南下してきてこの岬で一気に舵を取舵に切る。反対に帰路は一気に面舵となる。 ここを訪れたとき、バスの一行にドライバーがシャンパンを抜いてくれた。もちろんガラスのシャンパングラスも持参していた。全員で喜望峰に向かって乾杯をした。

ふたりの今後

 数年前移籍金ゼロに近い金額で多くのJリーガーがドイツへ渡った。香川もそのひとりだったと記憶している。世界一の集客力を誇るドルトムント(スタジアム収容10万人、人口 57 万人の中堅都市)で見事な働きをした香川は二年前にマンUというビッグクラブへ鳴り物入りで移籍した。当時の移籍金は15.7億だった。三年目の今期は、リーグでベンチ入りすらできないでいた。

 そして、昨日古巣ドルトムントの復帰が公式に発表された。リターン移籍金は、マンUへ行った時よりも安い金額だ。(ドイツ紙は11億円)。ドイツブンデスリーガのここ二年は、バイエルンミュンへンの独壇場だった。ドルトムントにとっては、日本からの最初の移籍に続き二匹目のドジョウとなるだろうか。

 本来の古巣である低迷中のセレッソに帰ってきてほしかったが、セレッソに多額の移籍金を払う余裕はない。ヨーロッパのクラブはスカウトも超一流である。日本が遅れているひとつにフロントのマネージメント力がある。

 現在のセレッソはバーゼルに柿谷を放出したあと降格圏内をさまよっている。ウルグアイからのスター、フォルランもイマイチだ。一方、欧州挑戦を切り上げ古巣ガンバで目覚ましい活躍中の選手に宇佐美がいる。

 思うところ、人生の浮き沈みは自分では決められないはがゆさがある。その時の運命の流れに従う他ないかもしれない。ビッグクラブで名声を得てW杯に行って失意から今シーズンを迎えた香川、英国を離れてもドルトムントの熱烈サポーター歓迎してくれる。またW杯を熱望しながら候補からはずれ古巣に戻った宇佐美、大阪のファンの応援は力強い、そして現在目まぐるしく活躍中だ。

 言えることは、人生には最高と最低がある。最低期でもその人の人生だ。どんな時でも何処でも頑張れることが挑戦者である資格だろう。

 今節欧州ではイタリアの本田が得点した。スイスの柿谷、ドイツの大迫もゴールを奪った。今は只、彼らを見守って行きたいと思う。