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現状での最強代表候補(連載第286回)

平成26年11月23日

今年も東福寺の紅葉は鮮やかだ

※今年も東福寺の紅葉は鮮やかだ。

Jリーグ大詰め ガンバ対レッズ戦 満員の埼玉スタジアム

 昨日のJリーグは首位の浦和レッズのホームに勝ち点差5で追うガンバ大阪が挑んだ。残り3ゲームを考えるとガンバは勝利して勝ち点を大きく縮めたいし浦和レッズは勝てばホームで今季の優勝が決まるという大一番の一戦だった。ゲームはどちらが勝ってもおかしくないほどの好ゲームで両軍とも持ち味を十分に発揮した展開だった。

 浦和は両サイドをフルに活用したワイド攻撃が決まって再三に渡ってガンバゴール前にボールを運んだが最後はガンバのDFに弾き飛ばされてた。ガンバは自慢のパトリックと宇佐美のツートップが時折カウンター攻撃を仕掛けて得点の匂いを醸し出している。しかし、中盤の遠藤からの的確なパスは少なく、きっちりとレッズのDFがマークしている。前半は0-0で終わるが、疲れが出始めた終了間際にガンバが二得点して2-0で貴重な勝利をもぎ取った。

 分析すると浦和の攻撃に対してガンバの守備、特に最終ラインの守備が良かった。安定した守備が今季のガンバの原動力になっている。そうなるとどこからでも得点できるバリエーションを持っているのがガンバだ。個の力で得点出来るのがガンバの持ち味だ。

 それに対して浦和は先取点が欲しかった。そのためにはシュートを多く打つことだった。このゲーム明らかにシュートは少なかった。骨折してベンチに入った興梠に代わり先発した李の動きは良かった。でも自らゴールをこじ開けるタイプではなかった。

 これで勝ち点差は2となってガンバの三冠への希望の灯は消えることはなかった。(先日のカップ戦の優勝とJリーグ二位キープ、天皇杯準決勝戦で三冠の可能性あり)

 一方J2の京都サンガは今年もJI昇格への道もとざされてJ2に4期残留と不名誉な記録を更新している。J1のライセンスを保持していない北九州は現在3位でJ1昇格権利を保持している。(11月22日現在) たとえ入れ替え戦に勝ってもJ1へは行けない。皮肉にも京都サンガと対照的である。そんな北九州の地元の応援は大変なことになっている。

来年のアジアカップ日本代表は

 振り返ると今年はWカップイヤーだった。ブラジル大会から半年も経過していない。日本は早々と敗退して次を目指してアギーレ体制を確立した。しかし、一旦解散した日本代表の最強チームは半年足らずで崩壊はしていない。それは先日のホンジュラスとオーストラリア戦で分かった。

 それまでの数試合を新しい人で試した新監督がたどり着いたのは4年掛けて作り上げた最強チームザックジャパンのメンバーだった。来年早々から始まるアジアカップへのキャンプと遠征は決勝まで一ヶ月のロングランである。これに勝ち抜くチームづくりが必要である。若手中心では長丁場の戦いは難しい。彼らはチーム全体を見ることはできない。毎試合自分の戦いで精一杯である。その反面ベテランは全体の組み立て方を会得している。

 今度のアジアカップは二連覇のかかる大切な大会である。W杯予選を除くとアジアカップが唯一アジアの中で評価される大会である。勝てばFIFAランクも上昇する。そして、次回W杯ロシア大会前年のコンフェデレーションカップへの出場権がかかっている。

 アギーレ監督は9割人選は終わったと言った。あと数名が未決である。現状の日本代表を推理すると以下のように思う次第である。アギーレ監督は4-3-3システムを好む。しかし、相手チームによっては4-2-3-1で戦う。それが可能な選手で構成していくと自然とこのメンバーになった。あまり代わり映えのない代表選出である。怪我の無い状態が原則である。

GK はいつもの3人。川島、東口、西川。
DFは、森重、吉田、内田、酒井高徳。
MFは、長谷部、遠藤、今野。ここの選手が一番のポイントだ。
FWは、香川、岡崎、本田。
と言う事になる。控えに塩谷、長友、太田、青山、細貝、柴崎、武藤、乾、南野、豊田、
以上23名。
(FWに南野を将来性で抜擢。ハーフナー、柿谷、工藤、大迫、清武にもチャンスはある。アギーレ監督は現在欧州リーグを視察中である)