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いよいよ開幕Jリーグ (連載第299回)

平成27年03月04日

※人生一度は乗ってみたいベニスのゴンドラ、歌の上手い船頭に当たるといいけれど・・。
※人生一度は乗ってみたいベニスのゴンドラ、歌の上手い船頭に当たるといいけれど・・。

アジアで勝てない日本

 アジアカップが終わって一月余り経ったがまたしてもアジアのチームに勝てない現状が続いている。ACL(アジアチャンピオンズリーグ)の初戦で日本のチームは一勝も上げることはなかった。最近ACLで優勝はなく年末のクラブワールドカップ通称トヨタカップではアジアナンバーワンのチームではなく開催国枠で出場しているに過ぎない。ここ数年はモロッコで開催されていてその開催国枠ですらない状態である。 なぜアジアのチームに勝てないのだろうか。理由があるはずだ。そこでこんな出来事を紹介したい。今春韓国のKリーグのチームがキャンプを日本国内で張っていた。韓国よりも暖かく移動距離の少ない九州や沖縄が人気がある。その上、同地域でキャンプを張るJリーグのチームと練習試合が出来るのである。 問題はここからである。この練習試合で度々乱闘騒ぎが起こっている。韓国チームの悪質なファウルが原因である。ガンバ対蔚山現代戦、清水対城南一和戦で起こってしまった。ケガ人を恐れてゲームは途中で打ち切られている。そして鳥栖対水原戦でも乱闘となった。 本来キャンプの練習試合は強化目的で熱くなる理由はない。つまらないケガが心配である。 韓国チームとの練習試合はしない方が良いとの風評も流れている。何度も続くラフプレーとアジアでは勝てない日本サッカーの因果関係は存在するのだろうか。私は何か感じるものがある。

いよいよ開幕

 今週末からJリーグが開幕する。今年は二部制である。どのような結果になるか今は分からない。先週末のゼロックススーパーカップでガンバ大阪は浦和レッズを2-0で破って勝利した。ガンバの二得点はお馴染みのツートップ宇佐美とパトリックのコンビで挙げている。ガンバにとっては昨年同様のコンビが調子の良いスタートを切ったが、新しいヒーローが出て来ない不安は残っている。 浦和レッズは得点力のないところを露出してしまった。レッズにとっては技巧派よりも得点能力のあるFWが必要という事だろう。開幕戦のガンバ対FC東京のゲームが楽しみである。

日本代表監督に浮上

 私が何度も声高に日本人監督の誕生を挙げているのは、日本人らしいサッカーを目指すためには日本人の文化、歴史、日本語が理解できる日本人でなければならないと信じるからである。かつては人材不足という一言でかたづけられていた。しかし、今や人材は豊富だろう。岡田監督以外の人でも適任者は多い。とにもかくにも外国人監督に任せて一件落着としたいのだろう。 前アルジェリア監督でボスニア出身のハリルホジッチ氏が有力と発表があった。ほとんどの日本人は彼のことを知らない。もちろん私も同様だ。しかし、その後ろに敬愛するオシム氏の影を見ている。同郷の彼らには共通するところがあるだろう。オシム元監督の後ろ盾があるのであれば、再び走るサッカーが見られるだろうか。監督が代わるとサッカーも変わる。代表選手は肝に銘じて走りこむ必要があろう。今はただ発表の時を待とう。

ラグビーW杯日本開催地、京都またしても落選

 来る2019年開催予定のラグビーW杯の開催地12会場が決定した。立候補していた京都は落選した。私は2002年サッカーW杯で開催自治体として立候補していた京都府が1998年末に落選となった経緯を良く理解している。それまでに何度も京都府の招致活動のお手伝いをしていた。仕事柄投票権のある海外への招致活動の添乗をした経緯がある。それゆえに落選の一報を京都府庁で聞いたときは大変残念でならなかったし、これで私のW杯は終わったと真剣に悟った次第である。しかしそれから2年後、日本組織委員会への出向の辞令をもらうことになるとは思いもよらない青天の霹靂であった。そして、それが縁でこのコラムを続けているのであるから。いよいよ次回で300回となるとは男女の仲ではないけれど縁は異なものである。