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敗者の勇者たる帰国(連載第327回)

平成27年10月14日

※豪華なキャンピングカー。一千万以上する優れもの。
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※百万程度の軽キャンパーが人気を博している。
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敗者の勇者たる帰国

 ラグビー日本代表が凱旋帰国した。開催中のラグビーW杯一次ラウンド三勝一敗で決勝ラウンドに上がれなかった史上初めてのチームとして記録に残った。それ以上に日本人のみならぬ世界の人々の記憶に残った戦いぶりであった。彼らに称賛の拍手が沸き起こっている。それは四年後のW杯日本開催に追い風となったことは承知の事実である。

 四年後のW杯での会場地を整理しておこう。12会場地が決定している。
1)札幌ドーム 2)釜石復興スタジアム 3)熊谷ラグビー場 4)新国立競技場
5)横浜国際総合競技場 6)静岡エコパ 7)豊田スタジアム 8)花園ラグビー場 
9)御崎公園球技場 10)博多の森球技場 11)熊本県立総合公園 12)大分スポーツ公園
以上だ。 

 落選三都市は京都市、長崎県、仙台市である。サッカーのW杯で使用されたスタジアムが5か所ある。全体的にバランスを重視した開催都市の選定である。そして復興とラグビーの聖地を織り交ぜたにくい演出だ。

 もともと亀岡に建設予定の京都スタジアムは論外だったのか、万博公園に出来た吹田スタジアムも立候補していないのか? 今更のように不思議に思う。ではあとはキャンプ地の争いなのか・・・? キャンプ地を誘致できてもラグビーは体力の消耗が激しいスポーツゆえに事前にマッチゲームを組むことは困難だろう。チームは練習の模様をオープンにしたがらない。キャンプ地誘致しても晴れの姿は市民にお披露目できないわけだ。予算ばかりが消えていく誘致合戦にしてはいけない。サッカーW杯の轍を踏まないよいに心して貰いたい次第である。

敵地イランで1-1のドロー

 サッカー日本代表はテヘランでアジアナンバーワンのイランと対戦した。結果は1-1のドローに終わっている。私の印象はブーイングそのものだ。ハリルホジッチ監督はセンターラインの本田、香川、長谷部、吉田を変えることなく先発で使った。シリア戦から変わって宇佐美、武藤、柴崎が先発した。前回シリア戦であれほど素晴らしい動きだった宇佐美を使い切ることなく消化不良で後半退いた。武藤も柴崎も期待以上の働きはなく、日本の唯一の得点も武藤のラッキーな点であった。

 一番良かったのはテレビ解説者にシリア戦に引き続いてマルクス闘莉王が出ていたことである。彼の言うことが的を射ていたことだった。日本チームは前回シリア戦の課題を解決することなく問題山積でタイムアップを迎えてしまった。

 話はそれるが、ラグビーとサッカーでは試合終了のホイッスルに名言がある。ラグビーのノーサイドの笛は試合終了とともに敵味方なしということである。かたやサッカーのタイムアップの笛は、次のゲームへの始まりの笛である。サッカー日本代表にとってはまさに次のゲームのために切磋琢磨する必要が残った。

ユーロ2016

 来年開催のヨーロッパ選手権、その本戦出場国が決まっている。そしてあのオランダがチェコに敗戦し本戦出場を逃している。32年ぶりの敗退である。出場を獲得した国は以下の通り初出場の国が多い。

・フランス(開催国)、チェコ、アイスランド(初)、トルコ、ベルギー、ウェールズ(初)、 スペイン、スロバキア(初)、ドイツ、ポーランド、イングランド、スイス、北アイルランド(初)、ルーマニア、オーストリア、ロシア、イタリア、クロアチア、ポルトガル、アルバニア(初)

・プレーオフ出場国 ボスニア、ウクライナ、アイルランド、スロベニア、ハンガリー、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク 残り4チーム。

 ヨーロッパで不思議なことが起こっている。その最たるものはFIFAランク一位にベルギーが・・!  6年間で65位に浮上した。