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今日は何の日(連載第329回)

平成27年10月28日

※兵庫大仏。日本三大大仏のひとつ、神戸市兵庫区の能福寺にある。下から18m、60トン。
※兵庫大仏。日本三大大仏のひとつ、神戸市兵庫区の能福寺にある。下から18m、60トン。

※一度は寄ってみたいと思う凛々しいお姿であった。
※一度は寄ってみたいと思う凛々しいお姿であった。

今日は何の日

 2015年10月28日はあのドーハの悲劇から22年目です。22年前日本がW杯に一番近づいた時で深夜のTV放送を日本国民は固唾をのんで注視していました。相手はイラクで日本が勝てば文句なしでアメリカ大会の本戦出場が決まるゲームでした。このゲームまで日本が首位で万一引き分けでもサウジと韓国の最終戦次第で本戦への道は開けていました。だから誰もが日本のW杯初出場を疑っていませんでした。

 後半終了間際まで2-1とリードしていました。魔のロスタイムにサッカーの神様は日本に試練を言い渡したのです。イラクのコーナーキックからの折り返しをヘッドで押し込まれてしまいました。結果2-2のドローになってしまったのです。日本戦よりも早く終わったサウジはイランに4-3で勝利し、韓国が北朝鮮に3-0で勝利したため得失点差で韓国に二位の座を奪われて三位になり、W杯アメリカ大会の切符を逃したのです。この年はサウジと韓国が出場権を獲得したのです。

 タイムアップ直後ピッチにへたり込んだ日本代表は他会場の結果も知らず、ただ茫然とした様子でした。スタッフから敗退の報を知らされてグランドにうな垂れる光景は何度となくビデオ放送されています。最後の最後まで気を抜くことが許されない勝負の世界への戒めのように今日まで言い伝わっています。試合会場がカタールのドーハであったためにドーハの悲劇と言われています。あれから22年が経ちました。

FIFA会長選の立候補締め切り

 来年二月実施される会長選に八名が立候補して締め切られました。私たちのよく知る人は皆無でした。(たぶんプラティニ氏は無理でしょう) ブラジルから立候補していましたジーコ氏は推薦協会の数がひとつ足りずに条件を満たすことが出来ずに断念しています。推薦数は5協会以上必要でした。果たして日本協会は推薦しているのでしょうか?

 話変わって京都サンガは低迷しています。残り試合全部勝っても6位に届かず、J1への道は無くなりました。現在19位のサンガはJ3降格圏ではないけれど勝ち点3差で降格の可能性があり決して油断してはならない位置で低迷しています。今の私にはその理由は判りません。

 ラグビーW杯のベスト4が出ました。南半球の国で占めています。そして先日行われた準決勝に勝利したのはニュージーランドとオーストラリアです。決勝はこの隣国同士で争われます。特に私が注目したのはアルゼンチンでした。アルゼンチンはオーストラリアと準決勝を戦って敗退しましたがゲームは最初から血みどろの白熱した戦いで最後までオーストラリア優位には見えませんでした。

 アルゼンチンの素晴らしさは最後まで自分たちのラグビーを貫いたことです。それはキックに頼らずにパスとランで突破する独特のラグビーです。つなぐラグビーです。私たちはそのつなぐラグビーに感動したのです。負けてさわやかアルゼンチン国民は彼らを誇りに思ったことでしょう。

 ラグビーとサッカーのプレー以外のルールや運営の違いを大変面白く見せてもらいました。いつかその違いについてもコラム化したいと思っています。

 最後に22年前の悲しい教訓を忘れてはならないと今更のように感じる次第です。