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恐れることを恐れるな、前に向かって進め (連載第338回)

平成28年1月14日

※昨年7月に国宝指定された島根県松江城。これですべての国宝五城をめぐることができた。国宝指定は修復しながらも創建当時の状態をいかに保つかを問うている。念のため国宝五城とは、姫路城、松本城、彦根城、犬山城そして松江城。その他現存天守を保有している重要文化財指定七城として、弘前城、丸岡城、備中松山城、丸亀城、宇和島城、松山城、高知城。四国に多い。
※昨年7月に国宝指定された島根県松江城。これですべての国宝五城をめぐることができた。国宝指定は修復しながらも創建当時の状態をいかに保つかを問うている。
念のため国宝五城とは、姫路城、松本城、彦根城、犬山城そして松江城。その他現存天守を保有している重要文化財指定七城として、弘前城、丸岡城、備中松山城、丸亀城、宇和島城、松山城、高知城。四国に多い。

オリンピック予選 初陣北朝鮮戦

 北朝鮮のド迫力のある反撃が生半可ではなかった。これが昨晩の印象だ。U23日本代表は立ち上がりコーナーキックからの先取点を死守して初陣を白星で飾った。しかしなんとか北朝鮮の反撃を阻止した形であったが一国開催での短期決戦で白星スタートは幸運でもある。

 前半の立ち上がり日本は良かった。ボールをDFラインでキープするのでなく、前方へ押しやって北朝鮮ゴール前での勝負に終始した。このような短期決戦では何が起こるかわからない。よってできるだけ相手側でのプレー時間を増やすことが大切であった。それに反して北朝鮮のエンジンの掛かりが悪かった。日本に押されて自軍へ引いてしまった。コーナーキックからの失点も明らかにマークミスでの結果だった。

 しかしこれで目が覚めた北朝鮮の反撃はすごかった。テレビ画面でもその迫力が伝わってくる。現場で間近に観戦していたらもっと肌に伝わっていただろう。では何が違っていたのか?日本はどうして勝利したのか?球際の力は北朝鮮が勝っていた。前へ前への意識も北朝鮮が良かった。ファールの取り方も一枚上であった。中盤の早いつなぎとロングパスへの反応も北朝鮮が勝っていた。

 では何が・・・?

 唯一、北朝鮮には決定力が不足していた。北朝鮮の決定力が不足していた理由は何なのか? 第一に立ち上がりの失点が北朝鮮のプレーを焦らせた。大勢のサポーターの応援もマイナスに働いたかもしれない。そして日本のGK櫛引のプレーが良かった。彼はミスを一つもしていない。安定感が何よりだった。

 最後にサッカーの神様は日本チームに微笑んでくれたのであった。日本チームで良かったのは左サイドの中島だと感じている。遠藤もきっちりと仕事をしていた。消化不良なのはFWの鈴木と久保、そして南野である。このような大切なゲームの初戦に言えることがある。ブラジルW杯でも同じであった。これは万国共通しているスローガンでもある。それは「平常心で臨めば勝てる」普段通りやるだけで良いと言う言葉だ。

 誰もが容易くこう言う。しかし私は違う。「平常心で戦えるだけ成熟してはいない。だから君らは平常心にはなれない」と。ではどうするのか・・・その答えはテレビ放映の途中にPRの動画が流れたていた。そこに見つけた。このようなシーンである。若い落ち着きのないリポーターがオーストリーにいるオシム元監督を取材する設定である。オシムは若者に言う。「恐れることを恐れるな、前に向かって進め」 今のU23にはぴったりの言葉である。

バロンドール発表

 今年度のFIFA最優秀選手が発表された。バルセロナのメッシが昨年に引き続き連続で獲得した。次点はC・ロナウド、ネイマールと続く。数日前FIFAのHP上で誤って発表された内容と同じ結果だった。日本にとっては女子の宮間が外れてしまった。

 FIFA汚職問題でプラッター氏とともにプラティニ氏は7年間の活動停止が言い渡されている。彼らは汚名返上の訴えをスポーツ仲裁所に起こすとされている。よってプラティニ氏のFIFA会長選の立候補問題は無くなってしまった。

 まだまだ予選は続く。JFAやFIFAの会長選もある。目が離れない日々が続く。

※2010年度からFIFA年間優秀選手とバロンドールが一緒になった。2007年から全世界の選手が対象になっている。