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ロスタイム ドーハの歓喜 (連載第341回)

平成28年1月27日

※リオ・コパカバーナ海岸 冬の海岸は人気はなく静かな佇まいである。
※リオ・コパカバーナ海岸 冬の海岸は人気はなく静かな佇まいである。

ドーハの歓喜

  1993年10月28日ドーハ、イラク戦のロスタイムに起こった出来事は遠い過去となってしまった。日本がW杯に一番近づいた日であった。ロスタイムのコーナーキックからイラクに得点されてW杯の出場を逃した。今日までドーハの悲劇と言われ伝えられてきた。そして昨晩2016年1月26日カタールのドーハ、同じくイラクが相手だった。

 そして運命のロスタイム、若き日本代表のイレブンが決勝点を勝ち取ってオリンピック出場を決めた。まさにドーハの悲劇から23年目の歓喜だった。(U-23の彼らが誕生した年)

 歴史は繰り返す。しかし、時にはその逆もしかり。

 ゲームの経過はスポーツ紙を参考にして貰えば良いが、日本の様なバランスが取れているか個々の力が劣るチームが勝つための最善の戦法は昨晩の様な戦い方である。つまり、速攻の逆襲からピンポイントで合わせて得点をする。そしてサイド攻撃から中央の敵を左右に振ってから隙間を狙うことだ。日本は数少ないチャンスを二度生かして勝利した。

 昨晩はもうひとつ大切なゲームがあった。それはカタール対韓国戦である。結果は3-1で韓国が勝利した。これで決勝は日韓戦となった。長くライバル関係にある日韓。韓国は日本に対しては絶対に負けられない国民性を持っている。しかし、若い日本代表の勢いは絶対だ。30日深夜の決戦は私が言う「もうひとつのW杯」と言える日韓戦となることだろう。しびれる戦いがもう一つ残っている。

 ○昨晩のゲーム、ハーフタイムとタイムアップ直後のツィート