京都新聞社TOP

優勝 日本、準優勝 韓国、三位 イラク (連載第342回)

平成28年2月1日

※ニュージーランド マリオ族の歓迎のダンス
※ニュージーランド マリオ族の歓迎のダンス

U23アジア選手権決勝(リオ五輪最終予選) 韓国相手に25分間で3得点の逆転

 深夜の放送であったが日本国民は大変満足した一夜だっただろう。それに引き換え韓国国民にとっては信じられない悪夢の一夜であったに違いない。試合前、韓国の監督は自分は一度も日本に負けたことがないと言った。韓国選手もまた日本相手だと120%の力が出せると豪語していた。今となっては信じられない屈辱感を感じていることだろう。それほどこのゲームは後世までも語り継ぐことになる。

 明らかに前半は韓国が圧倒していた。中盤での流動的な選手の流れ、ゴール前に斜めに入っていく選手たちを日本は掴みきれていない。その動きはアジアナンバーワンに誇れるサッカーだった。しかし、後半はその動きは続かない。その上シュートミスと日本のGK櫛引に阻まれてしまう。韓国の敗因は日本の息の根を止める三点目が取れなかったことだろう。そして、前半の飛ばしすぎも一因になっている。試合前の豪語とは裏腹に準優勝の表彰台の韓国チームに喜びの顔は見えなかった。

 日本はこのゲームもしかり、後半選手交代で浅野拓磨が登場してから息を吹き返す。彼の二得点と矢島の技ありヘッドで逆転に成功した。それも後半20分過ぎからである。25分間で3得点したのだ。それも0-2のスコアからである。

 正直、後半から韓国の動きはストップすることは判っていた。しかし、後半立ち上り追加点を取られたとき、大量失点で負けてしまうことを危惧してしまう。サッカーはある意味、恐ろしいスポーツである。後半20分以降は日本と韓国の立場が逆転してしまった。必死の韓国が何をやってもうまくいくことはなかった。そして日本は余裕をもってタイムアップを迎えることになる。

 日本は堂々の優勝を勝ち取った。表彰式では、フェアプレー賞とMVPに中島が選出された。私は彼のずば抜けたサッカーセンスに惚れ込んでいたがMVPに選出されて確固たる立場となったことだろう。彼は根っからのウインガーだ。ボールの持ち方とタイミングで抜き去る技術、ボールを取られない体の使い方、彼のセンスは私好みである。

 次は女子の番だ。今月29日に大阪で開幕する。初戦は大事なゲームだ。相手はオーストラリア。女子には男子と違って年齢制限はない。この初戦、長居に観戦に行く予定である。女子の国際試合、そうそう大阪で観戦する機会も少ないことだろう。

 そして昨日、日本サッカー協会の会長選があった。予想通り田嶋副会長が当選した。FIFAの方は今月末に会長選だ。プラッター氏は8年間の破門扱いだ。年齢を考えると復活は困難だろう

 今「老いへのケジメ」と言う書籍を読んでいるが往年は人に誇れる人生にしたいものだ。