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注目の4月12日と14日 (連載第350回)

平成28年4月1日

伊勢志摩をフェリーでゆく。今年5月は伊勢志摩サミット。京都もかつて立候補したが警備上の観点から開催が困難と判断された。京都がテロの標的になることは是が非でも避けたい。
※伊勢志摩をフェリーでゆく。今年5月は伊勢志摩サミット。京都もかつて立候補したが警備上の観点から開催が困難と判断された。京都がテロの標的になることは是が非でも避けたい。

最終予選シリア戦

 W杯二次予選最終戦は終わってみれば5-0の圧勝だった。全員が相手ボールに向かって突進してプレスを掛けた。攻撃も二次三次と波状的に集中することが出来た。ほしい時間帯に得点できたことが勝因だろう。選手も良かった。中でも岡崎、香川、宇佐美が良かった。FCバルサのトリオを彷彿させる。岡崎はスアレス、宇佐美はネイマールだ。香川はイニエスタと言うことだろう。

 しかしこのチームにはメッシになりえる人物はいなかった。右サイドの酒井も徐々に実力をつけてきた。途中交代の二人、原口と金崎も良かった。なんといっても今回全試合を完封した守備陣にお疲れさまと言いたい。このゲームも再三危ないところ体を張って完封した。攻撃守備ともにかみ合ったチームとして成熟している。しかし、山口蛍の負傷退場は気になるところである。彼にとっては大事なスイスリーグの終盤が待っている。今は回復をただ祈っている。

 ところで、安心はできない。これからが本番と言うことだろう。最終予選に残ったチームは以下のとおりだ。これらはアジアカップの本戦チームでもある。・サウジアラビア、オーストラリア、カタール、イラン、日本、タイ、韓国、ウズベキスタン、シリア、イラク、中国、UAE以上の12チーム。予想の顔ぶれだろう。ここから4.5枠の進出でロシア大会本戦出場となる。

4月12日と14日

 これらの日程は今年の日本サッカーを左右する日になるかもしれない。まずは12日、W杯最終予選の組み合わせ抽選日である。日本はシードされるだろうが中には死の組も存在する。昨今は死の組入ったことはない。

 もうひとつ14日はオリンピックの組み合わせが決定される。リオオリンピックは地域割りの関係で予選リーグ地元ブラジルやアルゼンチン、メキシコと対戦しないポッドに入った。しかし、ヨーロッパやアフリカ勢との対戦が待っている。スピードとフィジカルの強化がもうワンステップ必要になるだろう。その上、OA枠の三人をどう取り組むかである。一人はGK、一人はDFそして最後の一人はFWで行きたいと個人的に思う次第だ。

 そうしたら背の高いハーフナーあたりを選出するのも面白い。ピンチの状況ではっきりと意図した攻撃が可能である。大きい大会では普段通りのサッカーは出来ないと見るべきだ。ハーフナーのヘッドは的が絞れるし、相手に脅威を与えるだろう。それだけでも価値はある。足の速い浅野とハーフナーにはピンチの時間の出番が明確だろう。

 大会はすべて相手チームが見えて来てから動きだす。チームが決まれば試合会場地、日程も決まる。それからの事務的作業は一気にスピードアップするのである。キャンプ地、移動手段、練習試合が決まってくるのである。この12日と14日が重要な決定日であるのだ。

 さあ、静かに幸運を待ちたい! 抽選の女神よ・・よろしく頼む!