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決定機阻止はイエローへ (連載第352回)

平成28年4月19日

※京都に本格的な鉄道博物館オープンへ旧梅小路SL館の画像
※京都に本格的な鉄道博物館オープンへ  旧梅小路SL館の画像

決定機阻止?

 FIFAはこの度ペナルティエリア内で決定機阻止の反則に対して一発退場のレッドから警告のイエローカードにすると発表をした。もちろん試験的で二年間の運用期間がある。

 今年に入って野球の世界でも大きなルール変更があった。それは本塁ベース上での交錯プレーに対して捕手のブロックが禁止されたことである。これによって捕手の負傷は激減するし本塁突入のスリリングな機会も増える。・・・・と言うのが公式的な見解だろう。私としては野球の事でとやかく言うことはない。

 話を戻して決定機阻止の場面を考えてみよう。ペナルティエリア内で守備側が故意にハンドをしてシュートを弾き飛ばした。これまではハンドをした守備側に一発レッドの退場が言い渡され、攻撃側にペナルティキックが与えられる。その後を考えると確率的にPKはゴールでき、一人少ない守備側は極端な不利な展開となってしまう。その結果ゲームは一方的に守備で引くチームと攻撃的なチームに分かれゲームの本来の醍醐味は失われてしまう。もちろんハンドというペナルティを犯した側に問題があるのであるが?

 こんな場面もある。故意ではないがシュートのボールがゴール前で守備していた手に当たって外に出た。そのプレーに対してハンドの反則を取られてPKを与えてしまった。この場合も一発レッドで退場処分とされている。つまり決定機阻止は和らげることでその後のゲームを面白く出来ると言うことだろう。これには但し書きが付いている。やはり悪質なファウルの場合は一発レッドは残るのである。ウルグアイのスアレスがW杯でやった手を使ってボールをゴールラインからかき出すことは悪質な一発レッドとされるのだろうか?

 微妙なファウルを監視するビデオ判定の試験的な試みもスタートする。以前何度か取り上げられたオレンジカードの導入問題も棚上げ状態である。レフェリーの技術向上が伴わなければならないことは疑う余地のないことだろう。

 今年はオリンピックの年である。そしてその前にユーロが控えている。この問題がどのように展開してくのか本当のところ誰も解らないであろう。