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オリンピックO.A枠 (連載第353回)

平成28年4月29日

※信楽の大狸 なんとも奇妙だ!
※信楽の大狸 なんとも奇妙だ!

オリンピックOA枠

 最近海外からこんなニュースが入っている。ブラジル代表のネイマールがオリンピック出場に意欲を出しているという。前回のW杯ブラジル大会で惨敗したセレソン達にとってはリベンジしたい大舞台がリオ五輪なのだろう!その中でもネイマールにとっては忘れられない大会であった。負傷退場のシーンを思い起こしてしまう。そして車いすでの観戦で目の前で大敗するチームをどう思ったことだろうか?世界が見た信じられないゲームだった。あれから二年、バルセロナへ移籍した彼には充実した日々が続いている。故郷に錦を飾る最後の大会でもあるのだ。

 もう一つ我が代表を思い起こしてみよう。日本代表もまた惨憺たる結果で大会を去ってしまう。

 一方リオ五輪での対戦相手と会場が決定した。その前に私自身が思い誤った点があった。リオ五輪と言うからにはリオやサンパウロ周辺でサッカーはゲームをすると信じていた。以前ラジオアナウンサーが暑い大会になるだろうから選手は大変だと言っていた。私は南半球では日本の夏が向こうでは冬と失笑したことがあった。しかし、実際はアマゾン州と東海岸のサルバドールでナイジェリア、スウェーデン、コロンビアと戦う。この地方はW杯の日本代表も戦った同じ地方だ。この時代表のキャンプははるか南のサンパウロ州に張った。長い移動と全く違った空気感の中、散っていったのである。またしても同じ都市で強豪相手に戦わなければならない。正直言って勝ち目は乏しいだろう。

 そんな中、協会のしかるべき立場の方から発言が紙上に掲載されていた。「強制力のないオリンピックに欧州組からのオファーは不可能に等しい!」つまり長友や岡崎はオリンピックOA枠に引っ張ってこられないということだ。

 果たして努力した結果だろうか?何とも疑わしい?欧州のクラブに真剣に交渉したのだろうか、自身が先頭を切って直談判の結果なのか?やり易い交渉なら出かけていくが厳しい交渉なら事前に布石を打つようなことならば即刻職を辞するべきだろう。昨今根性の欠片もない責任者が多すぎる。それで選手に優勝を口にするのは本末転倒なのだ。私が以前言ったとおり、ハーフナー・マイクは当たってみたら良いのではないか。クラブにもお土産を持って行くことだろう。例えばオフシーズンに親善試合を組むなど日本へ来たいチームは多い。このままだと負けのシナリオになってしまう。OA枠とキャンプ地の問題は真剣に大胆に動くことが重要だろう。

プレミアリーグ レスターシティーの大躍進!

 英国のプレミアリーグの歴史は古い。1880年代から始まる長い歴史がある。直近の20年間の優勝チームはマンチェスターU、マンチェスターC、チェルシー、アーセナル、ブラックバーンの5チームしかない。それが今季あと一勝で初優勝となる岡崎のチーム、レスターが単独で一位を走っているのだ。これはすごいというしか言いようがない。今節、大手を掛けた対戦チームはなんとマンチェスターUであるのだ。世紀の大一番がやって来る。

 なでしこジャパンの新監督が決まった。女性初の監督に選ばれたのはなでしこの大先輩であった高倉麻子氏である。彼女がどのようなサッカーをするのかは分からないが期待がかかることは免れないだろう。ただ忠告したいのは一つだけ、世代交代と言うこと。唯一前監督が出来なかったことで彼女がすぐに出来ることである。

 オリンピックもW杯最終予選も厳しいグループに入ってしまった。これを打破するには普段通りやれば良いという気休めの言葉でなくチャレンジする言葉が必要だろう。それも大胆に⁉