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ヨーロッパリーグ (連載第355回)

平成28年5月20日

※私が一番好きな新幹線は500系。エヴァンゲリオンとコラボした粋な車両が走っているとか?
※私が一番好きな新幹線は500系。エヴァンゲリオンとコラボした粋な車両が走っているとか?

今シーズンのヨーロッパリーグ

 各国でトップリーグが終盤を迎えている。優勝チームで世紀の番狂わせを演じたのがイングランドプレミアリーグのレスターシティーだ。その中でも岡崎のオーバーヘッドゴールの印象が強い。リーグで一番安価な選手たちと評されたが優勝パレードでの表情は何か誇らしげに見えた。

 レスターシティーはロンドンとマンチェスターの中間に位置しロンドンから特急列車で一時間程度の距離にある。イングランド(とりわけヨーロッパの都市)の大都市は半時間でも外れるとそこには緑あふれる田園地帯が広がっていて日本の様な家々が連なることはない。来日外国人が新幹線に乗って旅をすると車窓に広がる密集地の連鎖に横浜に着いても東京の延長のように感じるらしい。その逆の新大阪を出ても途切れなく京都まで続く家々の密集に驚いている。

 ロンドンから特急列車に乗って北へ向かう。オックスフォード~コベントリー~レスターシティー~ノッティンガム~シェーフィールド~マンチェスターと言う具合だ。ヨーロッパ映画のタイトルから出てきそうな瀟洒な田舎の景色が目に浮かんでくる。

 人口44万人の半分近い22万が優勝祝賀パレードに集まった。しかも、平日に!日本で京都サンガがJ1初優勝したらきっと市役所前から御池通りをパレードするだろう?(パレードさせてもらえる雰囲気は必要だが) その時市役所前広場に何人のサポーターが来るのだろうか?(市役所の動員は除いて・・・) 

 そう思うと基本的に置かれているサッカー文化の違いの大きさを感じる。レスターシティーは古代ローマ人が建造した歴史都市。京都もまた1200年を数える歴史都市であるのに・・・・ちなみにレスターシティーは今シーズン3敗しかしていない。やはり守備が重要なことだろうか? 二位はアーセナル、三位トッテナム、四位マンチェスターC、五位マンチェスターユンイテッドと続く。その下にリバプール、チェルシーと優勝候補が低迷した。

 話変わって、スペインのリーガ・エスパニョーラは勝ち点1差でバルセロナが優勝をした。二位はレアルマドリード、三位アトレテイコ・マドリードと続く。

 ドイツのブンデルリーグはバイエルンミュンヘンが優勝、二位が香川のいるドルトムント、三位がレヴァークーゼンで五位にシャルケが入っている。

 フランスのリーグ・アンは断トツでパリサンジョルマンが優勝、二位にリヨン、三位モナコと続いた。

言いたいのは来月からユーロ2016の開幕だ!

 長い前説であった。何が言いたかったのか? それは6月10日から始まるユーロ2016である。英国のユーロ圏からの離脱問題、ISのテロ攻撃、パナマ文書、ネオナチ運動、難民問題とヨーロッパ内にひしめく多くの問題を解決せずに史上最もスリリングサッカー選手権がフランスで開催される。下記のグループ分けを見てほしい。特にグループEだ。ここは死の組になっている。どこが勝ち進んでも不思議ではなくなるだろう。初出場国も五か国となっている点も面白い。政治の不安定と経済格差、難民問題を抱えての意地のぶつかり合い。しかし、この大会の一か月間は普段の生活苦を忘れることが出来るのも確かだろう。

■グループA
フランス(7大会連続9回目)
ルーマニア(2大会ぶり5回目)
アルバニア(初出場)
スイス(2大会ぶり4回目)

■グループB
イングランド(2大会連続9回目)
ロシア(4大会連続11回目)
ウェールズ(初出場)
スロヴァキア(初出場)

■グループC
ドイツ(12大会連続12回目)
ウクライナ(2大会連続2回目)
ポーランド(3大会連続3回目)
北アイルランド(初出場)

■グループD
スペイン(6大会連続10回目)
チェコ(6大会連続9回目)
トルコ(2大会ぶり4回目)
クロアチア(4大会連続5回目)

■グループE
ベルギー(4大会ぶり5回目)
イタリア(6大会連続9回目)
アイルランド(2大会連続3回目)
スウェーデン(5大会連続6回目)

■グループF
ポルトガル(6大会連続7回目)
アイスランド(初出場)
オーストリア(2大会ぶり2回目)
ハンガリー(11大会ぶり3回目)