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リオ五輪さまざまな戦い (連載第366回)

平成28年8月14日

※第三戦が行われたサルバドルの市内 混とんとした喧騒が聞こえて来る。
※第三戦が行われたサルバドルの市内 混とんとした喧騒が聞こえて来る。

日本の最終戦は1-0の勝利

 サルバドルでのスウェーデン戦は1-0で勝利した。しかし遅かりし・・・、日本の選手は全般に幼かったという印象だ。ユース世代と違ってU23ではフルメンバーに入る選手が多い。つまり世界では第一線でプレーする。振り返ると初戦のナイジェリア戦で引き分けできる要素は多々あった。二戦目のコロンビア戦では2-1で勝てたはずだ。OA枠三人の働きはどうか、事前キャンプでブラジルと戦って用意周到のはずだった首脳陣にミスはあったのか?

 まずはいつもながら総括は必要であると言いたい。そしてそれを怠って忘れる4年間では、東京五輪でのメダルは期待できない。今やフェイスブックなどでどんどんと自分の意見を述べる機会はある。選手個々が何が不足していたのかはっきりとさせることだろう。以前話した人間力の鍛錬はどうするのであろう。幼さとは人間力の低さにあるのではないだろうか。

期待外れの戦い

 女子のラグビーやホッケー、水球、フェンシング、アーチェリーなど期待外れの種目も多かった。体操、卓球、バドミントン、レスリングなどの期待をもてる競技も残っている。負けたアスリートは冷静にきっちりと分析をして世間に知らしめてほしい。テレビで負けた選手が4年後の東京オリンピックに頑張りたいと言っていた。私は、君まだ東京五輪に選出されていないよと言いたい。負けてすぐに気持ちを切り替えることは大事なことだ。しかし、自己反省のない弁明は若い選手を堕落させる。私がコーチなら、尻を蹴っ飛ばして反省させる。しかし今の時代はそれが許されない事なのだろうか。

負けられない戦いが続く

 ネイマールのブラジルが最終戦デンマークに大勝して一位通過した。ここサルバドルだった。今朝、宿敵コロンビアに2-0で勝利し決勝トーナメント一回戦を勝ち進んでいる。ネイマールが待望の初得点をFKで取った。彼にとっては一年前W杯でのコロンビア戦にラフプレーに屈して重傷を負う。その後のブラジルは大敗をしてW杯から去った。その宿敵との因縁の対戦だった。

 次戦は韓国を破ったホンジュラスだ。他方の山はナイジェリアとドイツが勝ち進んでいる。決勝はブラジルとナイジェリアだろうか? そしてオリンピックの後は9月1日UAEとホーム、6日アウエーでタイと対戦する。そうW杯最終予選が始まる。この二連戦二勝が必要なのである。負けられない戦いが再開する。