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負けられない戦いがつづく(連載第374回)

平成28年10月7日

※バッキンガム宮殿 ロンドン観光のハイライトだ。
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U-16アジア選手権 準決勝 イラク戦

 A代表のイラク戦の前に来年インド開催の世界ユース出場権を獲得した若き日本代表の準決勝について報告しよう。ベスト4に勝ち上がって来たチームは世界基準をパスしている。そのとおり若きイラクはたくましかった。ゲームの結果は2-4で打ち負けている。しかしこのゲーム、私が言うには、4-2で勝てたゲームだった。いつものごとく、点を取れる時に取らないとゲームの流れは相手に移ってしまう。タフでラフなゲームだったから尚更だ。勝ちたかった。勝てば無類の自信が付いた。世界基準の証明だった。

 日本は後半二回もPKを取られた。そして2-4完敗した。結局、大会はイランが優勝をする。中東からイランとイラク、東アジアから日本と北朝鮮と言う図式になった。来年インド開催の世界大会に出場するのだ。望むところは一つ。監督、選手とも結果を受け止めて来年の世界大会の糧としてほしいことだ。

W杯ロシア大会最終予選 薄氷のイラク戦

 勝たなければならないゲームだった。ロスタイムまでもつれた。ほしかった先取点は清武のトップ下の活躍から原口がバックヒールに近いシュートで取った。しかしイラクはたくましかった。シンプルに前へ前へボールを運んだ。後半イラクに得点が入ると、センターバックの吉田が前線に上がる。そこをターゲットにボールを放り込んだ。そのこぼれ球を浅野が狙う。単純で効果的な攻撃だった。これを何度も自らを信じて繰り返すことだ。

 ロスタイムその吉田が倒されてとったフリーキックのチャンスに山口蛍がミドルをゴールネットに突き刺した。目の覚めるシュートだった。そしてタイムアップの笛が鳴る。このゲームの笛を吹いたのは韓国のレフリーだった。彼は中東の笛の様な態度を取らなかった。公正にジャッジしていたし、ホームに近い笛だったと思う。日本はなんとか勝ち点3を積み上げた。このゲーム、清武、山口ともに旧セレッソの選手たちだ。それが私は嬉しかった。香川、本田、長友の時代は終わりを告げだした。この流れはますます加速するだろう。日本サッカーに新しいヒーローが出てくるだろう。そうでないとW杯には行けない。

 最後に朗報を一つ。来年からJ1リーグは1シーズンに戻る。これで腰を落ち着けて一年の展開が望めると言うことだ。今更、なんで2シーズン制を選択したのか意味不明だ。ビッグスポンサーが付いたことが渡りに船だったのか? さあ、来週のオーストラリア戦が痺れるゲームに続編になるだろう。あの男、天敵ケーヒルがまだ頑張っている。