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2026年W杯チーム数48に (連載第382回)

平成29年1月12日

※華々しいローズのかおり ローザンベリーのイングリッシュガーデン
※華々しいローズのかおり ローザンベリーのイングリッシュガーデン

W杯の拡大は日本にとってプラスだろうか?

 ことし最初の独り言は、W杯2026年大会から参加枠が48チームに拡大されることだ。 現在は32チームで日本の所属するアジアサッカー連盟は4.5枠となっている。これがおそらく8枠になる。と言うことは予選突破は楽勝であろうと思う。日本、韓国、オーストラリア、北朝鮮、イラン、イラク、サウジアラビア、UAEと言った上位常連国に落ち着きそうだ。これに中東の強豪国シリア、バーレーン、オマーンに中国、タイ、ベトナムが絡んでくる。今年は3月からロシア大会の最終予選の後半戦が待ち構えている。4.5枠と8枠では大変な違いである。

 しかし、予選が楽になったところで本戦での日本のベスト8は無限に遠のいてしまうだろう。優勝ははるかかなたの夢のまた夢になってしまう。一次リーグすら突破は困難である。死の組が何組も存在し、FIFAランクで低位置にいるアジアのチームは欧州と南米のチームに組み込まれる。FIFAはチーム数が増加しても本戦開催期間の変更はないとしている。一月の間にゲームは凝縮されて行く。その最大の被害者は選手達になってしまう。ゲーム間隔が狭まれてチームの移動距離は計り知れない。この負担がヨーロッパのNA(ナショナルチーム)からの反発の所以となっている。

 しかし、FIFAとUEFA(欧州協会)の反発の歴史は古い。その一番が主導権争いにあるから解決は容易ではない。FIFAは参加国増加による富と利権の拡大にねらいがあるのだ。これによって将来の開催国立候補の国も増えるであろう。富を持つ国には中東や中国である。その多くの国がW杯本戦参加が現実となった時に次期開催国に名乗りを上げるのである。オリンピック同様に莫大な資金が必要とするW杯開催国は当面安泰と言えるのである。

 W杯はサッカーのチャンピオンシップとして頂点に位置する。選手もチームも国も四年に一度の世界最大のスポーツショーを目標に設計し調達し鍛錬していく。その反面W杯の裏側は金まみれの祭りごとと言って過言ではない。それはFIFA自らが少し前に暴露したことでもあった。

年齢を感じさせないレジェンドたち

 私の若いころは釜本さんがヒーローだった。そしていつしか三浦カズがヒーローになった。今年彼は50歳になる。テレビ画面から見えるカズはあの頃と全く変わらないヒーローのままである。

 レジェンド中村俊輔が横浜マリノスからジュビロ磐田へ移籍した。広島のレジェンド佐藤寿人も名古屋へ移籍だ。得点王川崎の大久保がFC東京へ移った。そしてJ2サンガにマルクス闘莉王がやって来る。彼の力を借りてJ1復帰を目論むことだろう。しかし闘莉王がセンターバックで怒号を吐いているようでは到底J1復帰はかなわないと思っている。いくつになっても第一線でサッカーをやっていたい。その願いを込めて高年齢になったレジェンドがチームを渡り歩くのである。彼らに第二の定位置が保証されることはない。それでも新天地に夢を求めて飛び出していく。

 ただ言えることがある。レジェンドがそう言われるために彼らにパスを供給したチームメイトがいたことを・・・。新天地でその相手を見つけることが最初の仕事になることだろう。

追記
・広島の新スタジアム問題は解決したのであろうか?
・高校サッカー青森山田には感動した。久々に完成されたチームも見せて貰った。
・高校女子サッカー十文字高校は断トツ強かった。準優勝大商学園高は一から出直せ!
・鹿島の柴崎の欧州移籍は動いているのだろうか?