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代表候補発表 (連載第398回) 

平成29年8月25日

一輪の花火には夏の思い出が詰まっている!今年も近場の花火大会をハシゴした。
一輪の花火には夏の思い出が詰まっている!今年も近場の花火大会をハシゴした。

暑い暑い毎日

 こう暑い日が続くとサッカーどころではない。携帯電話は熱中症警報が鳴りっぱなしだ。外で激しい運動はしないで下さいということ。そんなことは当たり前のことだろう。家でも熱中症にかかる時代だ。果たして東京オリンピックは夏に開催できるだろうか?暑さ以外に局地的集中豪雨と雷だ。年々ひどくなっている。もし2002年W杯日韓大会がこの時期だったら成功はしていなかっただろう。抜本的対策は何時になったらわかるのか、たぶんマラソンや競歩のスタート時間が夜間になる程度であろうか? 都内至る所にミストシャワーが設置される?

 冬のオリンピックに雪がない。夏のオリンピックは熱帯と化す。経済格差よりも気候変動でオリンピックが消える時がくるのであろう。

 不思議にも昼日中にウォーキングしている年配者を見た。年を取ると暑さを感じるセンサーも鈍くなる。大変な事態になっている。

 今日、W杯最終予選対豪州戦とアウェーのサウジ戦の代表候補が発表された。

W杯最終予選大詰めの一戦

 今一度確認しておこう。現在日本は勝ち点17で一位、二位がサウジ、三位が豪州と続いている。この31日埼玉スタジアムで豪州戦、翌月の5日アウェーでサウジアラビアのジッタで最終戦と続くのである。このうち一つ勝てば確率として二位以内がキープできる。しかし、5日のアウェーは勝てるゲームから程遠いだろう。つまり31日の豪州戦がラストチャンスと言えるのである。灼熱の中東のアウェーで勝てるほどのタフな日本代表ではないということだ。ますます31日が天王山になってくる。

 そこで今日の代表候補25名が発表された。
GK 川島、東口、中村(柏)
DF 酒井、酒井、長友、槙野、吉田、植田(鹿島)、昌子、三浦(G大阪)
MF 長谷部、山口蛍、井手口、高萩(F東京)、柴崎、香川
FW 本田、久保、浅野、原口、乾、武藤、岡崎、杉本(C大阪)

 初選出組がいる中でケガに泣いた選手もいた。今一番信頼できてワントップに挙げられていた大迫が右足首負傷で落選した。清武、森重も絶望的である。しかしほっとしている名前もある。長く戦列を逸脱していた名手、長谷部が戻ってきた。

 先日メキシコ、パチューカで初出場した本田はいきなり得点している。セリエAで八年目のシーズンをスタメン、フル出場で飾った長友は今一番乗っている。左肩脱臼して長く戦列を離れた香川もブンデスリーガ初戦で途中出場している。心配していた主力が元気を回復しているのである。それにスペインリーグ一部に移籍した柴崎、好調なスタートを切ったレスターの岡崎、そして安定感ある乾と欧州組もしっかりと選出されている。

オーストラリア戦の心配

 対豪州アウェーの初戦はドローだった。そして先日のコンフェデ杯のオーストラリアの戦術。それはともにパスサッカーに終始していた。今回の二戦目も同じような戦い方だと日本は勝てる。オーストラリアは日本のJリーグでプレーしている選手を起用するだろう。つまり日本の弱点を知った戦い方だ。

 はっきりしよう。オーストラリアがパスサッカーでなしに日本のDFの裏にロングボールを蹴り込んで、そこをめがけて走り回るような早いサッカーで対応してくる場合は負ける可能性があるのだ。リーチが長く背が高いオーストラリアにロングボールで攻められると日本のDFは翻弄される。吉田、昌子、酒井、長友が想定される最終ラインが引いてしまうとオーストラリアが自由に動くスペースが出来てしまうのである。その時に長谷部と山口で対応できない。

 最後に念のためひとこと。万が一、オーストラリア戦を落としたらハリルホジッチ監督の去就が騒がしくなってくるだろう。サウジにも勝てない場合、監督は更迭されるだろう。プレーオフは新監督で戦うことになる。なんとしてでも31日にロシア本戦出場権を勝ち取りたい。