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これからの予定 (連載第401回) 

平成29年9月14日

ローマ市内にあるもうひとつの国バチカン市国。カトリックの総本山。
ローマ市内にあるもうひとつの国バチカン市国。カトリックの総本山。

すべての始まりは12月1日から

 日本代表がW杯ロシア大会本戦を決めて、しばらくの時が経過している。選出された選手たちは所属するチームへと帰って行った。10月に予定された国内での親善試合に再度呼ばれるか安心している選手は誰もいない。ハリルホジッチ監督はチーム内での競争を歓迎しているし、新しい選手の発掘に余念がない。その中で10月6日に豊田スタジアムでニュージーランドと、10日には横浜国際でハイチと対戦する。またもや関西での国際Aマッチは組まれなかった。しかしそれにしても格下相手の親善試合とは得るものはあるのだろうか?

 現在日本がロシアへの切符を手に入れたが、欧州や中南米では最終予選真っ只中にある。そんな中で国際Aマッチデーに日本にやって来てくれる強豪チームはいなかったという事だろう。でも考えようによるが、このチームを相手に国内組から新しい選手の発掘を試すことは出来る。今現在、不足しているのはセンターバックとサイドバックである。新しい選手や出番のなかった選手を是非ともトライしてほしい。

 そして11月にも国際Aマッチデーがある。きっとこれはアウェーという事だろう。その時は強豪と戦いたい。例えばベルギーやスペインなどと戦いたい。そして12月1日までに日本代表の立ち位置を明確にしておきたい。すべての始動はこの日から始まる。

12月1日ドロー(組み合わせ抽選)はモスクワで開催

 本大会一次リーグの組み合わせ抽選会はモスクワのクレムリン宮殿で開催される。あの赤の広場に囲まれたロシアの象徴であるクレムリンである。私はソ連時代に訪れたことがあるがその壮大さには圧倒された。世界最大のスポーツイベントを左右するには最適な場所と言える。

 参加32か国が勢ぞろいする一大イベント。そして運命の相手チームと試合会場が決定される。もしも日本がベスト16に進むならば、俗に言う「死の組」に入るわけにはいかない。くじ運がすべてを決めると言ってよい。そしてロシア大会以降は参加チームが大幅に増大する。一次リーグでの生き残りは今まで以上に過酷になってくる。ベスト16にトライする最後の大会かもしれない。そして、試合会場、つまり都市が決まる。移動時間とキックオフ時間も決まる。

 大会関係者が一番忙しくなってくる。勝つための準備で最も大切なキャンプ地の決定である。ロシア大会は過去の大会の中で一番移動距離が長い。一か月に及ぶロシアでの生活においてコンディションをベストに維持するにはキャンプ地の良し悪しが非常に重要になる。ベスト16はキャンプ地選定にかかっていると言えるのである。そしてどのチームもベストなキャンプ地を取りに行く。つまり12月1日から本戦の6月まで長い戦いが始まるという事だ。ハリルホジッチ監督の好みもあるだろう。事前に十分なミーテイングで臨みたい。コミュニケーション不足が一番心配である。

 いずれにしても運命の抽選会がこの日にやってくることを覚えておいてほしい。