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日本人選手のゴールラッシュ (連載第403回) 

平成29年10月03日

イタリア南部アマルフィ海岸、迫りくる海岸線にどのようにして家を建てたのだろうか?
イタリア南部アマルフィ海岸、迫りくる海岸線にどのようにして家を建てたのだろうか?

日本人選手のゴールラッシュに称賛の嵐

 先週末のヨーロッパリーグでは日本人選手が活躍した。一気に紹介しよう。

 まずは、プレミアリーグのサウサンプトンの守備の要、吉田麻也だ。CKの流れで敵陣ゴール正面に残る吉田が、左サイドからのボールに対してハーフボレーでシュートし、ゴールした。今季初得点である。FW顔負けの見事なゴールであった。

 次はドイツ・ブンデスリーガのドルトムントの香川である。敵地アウグスブルクでペナルティエリアに入った付近でパスをもらい、そのままチップキックで相手GKの頭を越えるループシュートを見事に決めた。頭脳的なゴールに沸く。

 一方、ヘルタ・ベルリン所属の原口は、ゴール前で相手三人抜きのドリブルを見せてセンタリング、これがアシストとなって味方のゴールにつながった。相手DFはドイツ代表と言うから見事なものだ。

 マインツの武藤が敵地ヴォルフスブルク戦で右サイドからのクロスに相手DFの前で合わせヘディングシュートしてゴールを生んでいる。タイミングが合った絶妙の入り方だった。

 また、ケルンの大迫もヘディングで今季初ゴールをマークしている。ベルギーではヘントの久保裕也がバックヘッドでゴールを取った。見事だとしか言いようがない。同じくベルギーのべベレン所属の森岡亮太は司令塔でありながら今季5点目のゴールを冷静に決めている。オランダのフローニンゲンにいる19歳の堂安は敵地ズヴォレ戦でゴール。移籍後、2点目であった。

 日本人選手の活躍には理由がある。日本はW杯ロシア大会の出場が決まり、所属のチームに帰った彼らが安心して活躍できる環境が整った。渡欧してつかんだ定位置を楽しんでサッカーをやっているのである。日本人でもヨーロッパ選手と互角以上にやれるということが身についてきたのであろう。

 今週末の親善試合に呼ばれたメンバーにはハリルホジッチ監督からのメッセージがあるらしい。対戦するニュージーランドもW杯に向けた最後の戦い(プレーオフ)を控えてガチンコでやって来る。楽しみな一戦である。

 また、同時に17歳以下のW杯本大会がインドで始まる。飛び級の久保建英が登場する。初めて優勝候補の一角に名を連ねた日本代表の戦い方が楽しみである。

 今月も目を離せないでいる。最後に、先週の日本人選手のゴールで一番気に入っているのは、森岡亮太の冷静な地を這(は)うシュートだ。玄人受けするゴールだった。是非動画投稿サイト「YouTube」などで見てもらいたい。