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平成20年度の強化予算は2億4500万円

毎年の国体の京都府選手団記録集。各競技のヘッドコーチによる 結果分析や、得点の内容分析などを掲載している
毎年の国体の京都府選手団記録集。
各競技のヘッドコーチによる 結果分析や、得点の内容分析などを掲載している

 京都国体は、京都のスポーツ全体の強化の大きなきっかけになった。国体は、開催県が決まったように総合優勝することを問題視することがある。その批判の一つに「開催年だけ強くて、終われば下位に低迷する」というのがある。京都府は、京都国体以後も、男女総合・天皇杯、女子総合・皇后杯で入賞を重ねるなど、一定の競技力を維持している。

 その原動力となっているのが、京都府競技力向上対策本部だ。京都国体の誘致、開催は、1978年(昭和53年)に、当時の林田悠紀夫知事(故人)が、誘致の意向を表明したときから動き出した。競技力向上本部は、それから3年後、1981年(昭和56年)に設立された。本部長は京都府教育長、初年度の予算は2000万円だった。

 まず、京都府の各競技団体(国体競技)にヘッドコーチを指定し、強化活動の先頭に立ってもらうことにした。第1回指定ヘッドコーチは1983年(昭和58年)6月4日だった。

 京都国体秋季大会の開催中だった1988年(昭和63年)10月19日、当時の荒巻禎一知事が「総合優勝が決まった」と宣言した。競技力本部のある意味ではゴールだったが、京都府は、地元国体以後も、強化の火を消さなかった。2002年(平成14年)には山田啓二知事が本部長に就任している。

 ここで、京都府の天皇杯(男女総合)、皇后杯(女子総合)の順位をを振り返る。

開催年(昭和/平成) 開催府県 天皇杯順位 皇后杯順位
1986(61) 山 梨 16 14
1987(62) 沖 縄
1988(63) 京 都
1989( 1) 北海道
1990( 2) 福 岡
1991( 3) 石 川 10
1992( 4) 山 形
1993( 5) 香川・徳島
1994( 6) 愛 知
1995( 7) 福 島 10
1996( 8) 広 島 16
1997( 9) 大 阪
1998(10) 神奈川 13
1999(11) 熊 本 11
2000(12) 富 山 10
2001(13) 宮 城
2002(14) 高 知 11
2003(15) 静 岡
2004(16) 埼 玉 11 19
2005(17) 岡 山
2006(18) 兵 庫 18
2007(19) 秋 田

※順位は、冬季、夏季、秋季の大会の成績を合計。兵庫国体から、夏季、秋季を一緒に開催。
※天皇杯、皇后杯とも、8位内が入賞。秋季大会の閉会式で表彰状が授与される


 平成21年度の京都府競技力向上対策本部の強化計画概要を紹介する。年間強化費は2億4500万となっている。「競技スポーツ振興事業」と名付けられた内容は、3つの計画に分けて行われ、さらに、それぞれの計画にきめ細かい事業を組んでいる。

【パワフル京都推進】
▽パワフル京都支援
トップアスリート、パワフル京都推進チームの支援など

▽推進大会等の開催
国体選手の派遣、優勝者表彰、記録集の発行など

▽スポーツ医・科学 サポート事業
京都府スポーツセンターで測定、栄養相談など

【国体選手養成強化】
▽強化指定制度
強化指定ヘッドコーチ、コーチの委嘱など

▽国体選手等強化支援
強化選手、チームの経費支援、激励

【ジュニア選手育成強化】
▽小学生地域別陸上運動交歓記録会

▽中学生地域別合同練習会

▽高校等運動部支援

▽京都ジュニア育成事業

▽未来のトップアスリート育成事業