| Kyoto Shimbun 2003.09.13 News |
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重金属、ダイオキシン蓄積 大阪・道頓堀川
ファンが飛び込むと、その勢いでヘドロが巻き上がり、水が汚染される可能性が高い。重金属調査をした島根大の石賀裕明教授は「重金属などは基本的に毒物。飛び込むのはとんでもない」と警告している。 石賀教授は今年3月、道頓堀川の戎橋から日吉橋までの5地点で川底のヘドロを採取し分析。その結果、鉛が140−210ppm、亜鉛が650−700ppm、銅が470−620ppm検出された。それぞれ一般の泥の組成に比べ、10倍前後高い濃度になっているという。 同教授によると、重金属は、工場からの排水のほか、排ガスに含まれたものが溶け込んだとみられ、有機物に吸着された状態になっている。 これらの有機物は、通常、微生物や酸化によって分解され、分離した重金属は流れていく。しかし、道頓堀川の水は水門を閉じて流量が制限され、酸素を含んだ新鮮な水が供給されにくいため、こうした分解が起きず、底に沈殿するという。 一方、ダイオキシン類は、大阪市の昨年10月の調査で汚染が分かった。 同市河川管理事務所によると、道頓堀川は7月の底ざらえで自転車など撤去したがヘドロはそのまま。場所によって厚さ1メートルほど堆積(たいせき)している。 飲料水に対する鉛の水質基準は0・01ppm以下。飛び込みによる巻き上がりで、どの程度の濃度になるかは不明だが、8月の検査で、ふん便性大腸菌が遊泳禁止となる基準の5倍以上に達するなど、汚染が進んでいる。 大阪市立環境科学研究所は「大腸菌の汚染だけでも、誤ってのみ込めば、下痢や発熱の可能性があり、傷は化のうの恐れがある」と指摘。石賀教授も「これに重金属なども加わることになり、もっと心配」と話している。 写真=昨年のサッカーW杯で日本の決勝トーナメント進出が決まり、道頓堀川に飛び込む女性。阪神タイガースの優勝が決まった際にも、多くのファンが飛び込むことが予想されている | ||
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