Kyoto Shimbun Topics 1996.12.10

同志社教会創立120周年 名簿、記念誌を発行
徳富蘇峰ら歴代教会員ずらり


同志社教会の会員歴史名簿と、創立120年記念誌を
編集した坂本・同志社女子大名誉教授(左端)ら
(上京区・同志社教会)
 同志社大学の創設者、新島襄が1876(明治9)年に創立した日本基督教団同志社教会(京都市上京区、同志社女子大内)で洗礼を受けた現職の大学教師や牧師らが、明治の思想家・徳富猪一郎(蘇峰)ら歴代の教会員を記録した「同志社教会員歴史名簿」と、信者の写真や手記を集めた「同志社教会創立120年記念誌」を発行した。

 歴史名簿は、明治時代から同教会に伝わる墨書き和とじの名簿7冊を、坂本武人・同志社女子大名誉教授(66)が10年がかりで整理し、5,521人を確認した。名簿には、救世軍運動で活躍した山室軍平、湯浅八郎ら同志社大の歴代総長、衆議院議長片岡健吉ら同教会で洗礼を受けた著名人らの名前が記載されている。名簿から、明治時代には同志社大生のほとんどが洗礼を受けていたことも分かった。

 記念誌では、新島襄研究家の本井康博・同志社大講師(54)が、米国のハーバード大学の古文書館に残されている新島と一緒に教会活動を進めた米国人宣教師の文書などから、同教会が現在の京都御苑内から同志社大今出川キャンパスなどへ移転する経緯などを記している。同教会で洗礼を受けた佐伯幸雄牧師(65)ら現在の教会員が、学生時代の思い出や信仰への思いなどをつづっている。

 名簿をまとめた坂本名誉教授は「名前には人格があり、字が読みづらくても間違えるわけにはいかず手間取った。しかし、120年の時間を超えて先輩と同じ信仰でつながっているのだと思うと感慨深い」と話している。

 いずれもB5判で、歴史名簿は431ページ、記念誌は205ページ。問い合わせは同教会 電話075(256)1067へ。


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