Kyoto Shimbun Topics 1996.12.10

山科・京都お箸の文化資料館 開館1カ月 出足好調
中国製など200点 ルーツや美しさ 女性に人気


日本やアジア各国のはしを集めた資料館。
オープン一カ月の来館者は好調だ
 日本やアジア各国のはしを集めた「京都お箸(はし)の文化資料館」(京都市山科区御陵天徳町)がオープンして、ちょうど1カ月。大阪の女子大生が卒業論文の資料集めに訪れたり、関東や九州方面からも来館者が相次ぐなど、好調な出足。創館者でもある副館長の井津明楽さん(70)は「さらに珍しいはしを集め、展示品を充実させたい」と目を細めている。

 同館は、近くに住むはし販売業の井津さんが、古くから人間が用いてきたはしを通して食文化を考えてもらおうと、先月初めに開館した。若狭塗や津軽塗など日本の産地のはし、中国やベトナムのはしなど約200点を展示している。

 オープン以来、地元や京阪神をはじめ、仙台市や東京都、熊本市など全国各地から約350人が訪れた。

 来館者の目をひいているのは、細工をほどこした民芸調のはしなど。また、中世の文献から引用した「行儀の悪いはしの使い方」の展示を熱心に見て回る人もいる。

 同館は来夏までに、モンゴルやネパール、ブータンのはしも展示する予定。井津さんは「社会見学のつもりで、小、中学校の子どもたちにも見にきてもらえたら」と話している。開館時間は午前10時―午後4時。火曜休み。入場無料。


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