Kyoto Shimbun Topics 1996.12.10

関西一円の「鬼姓さん」が交流
大江町で「世界鬼学会」


名字の由来について語る五鬼助さん
 鬼をテーマにしたユニークな学会「世界鬼学会」(事務局・日本の鬼の交流博物館=京都府大江町仏性寺)が7日、同町河守の総合会館で開かれ、全国各地から鬼ファン200人が参加した。第3回となる今回の目玉は「鬼さん大集合」。名字に「鬼」がつく「鬼姓さん」16種40人が関西一円から集まり、シンポジウムで「鬼姓」への思いやエピソードを語り、笑いや拍手で交流した。

 シンポジウムは、初めに姓氏研究家・丹羽基二氏が「鬼のつく苗字」をテーマに基調講演。日本に散らばる「鬼姓」200余りを紹介。「おに」はどこから来たかを話した。

 丹羽さんは、「おに」は「隠(オン)」が変化したという通説を踏まえ、自説を披露。「『鬼』の字は中国から来たが、『おに』自体は日本古来のやまとことばの中にあったのではないか。また当時は「おに」は悪者ではなく、神に近い存在だったようだ」と分析した。

 続いて会場で「鬼姓さん」の意見発表に移った。大阪府寝屋川市の会社員、五鬼助(ごきじょ)義之さん(53)を始め、数人が自らの名前の由来や「鬼姓」にまつまる思い出を披露。「必ず覚えてもらえる」や「間違って読まれる」など、笑いをさそう場面も見られた。


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