Kyoto Shimbun Topics 1996.12.10

京都産業大 「留学生会館」を建設
文化・学術交流の拠点に 来春着工


 京都産業大は来春、同大学の追分寮(京都市左京区静市)の隣接地に、外国人留学生や研究者を受け入れる「留学生会館(仮称)」の建設に着手する。宿泊だけでなく、国際文化と学術交流の拠点施設として活用する、という。

 京産大では近年、外国語学部を中心に年間約90人の学生がアメリカやスペイン、ニュージーランドなどに私費留学しており、相手大学の援助が得られる交換留学制度の充実を求める声が強まっている。

 留学生会館は、国際交流を進めるために、外国から来る留学生や研究者の受け入れ施設が不可欠となるため、建設に踏み切った。

京都産業大が建設を計画している「留学生会館」
(黒塗り屋根)の完成予定模型
 会館は鉄筋コンクリート4階建て延べ3,600平方メートルにする。2人部屋50室で100人の留学生を収容できるほか、留学生の家族の宿泊先として1LDK10室も備える。海外の雑誌や衛星放送が見られる「メディアルーム」や「パソコンルーム」も備え、国際的視野で研究、研修活動に打ち込めるようにする。

 用地は現在、1回生ら約280人が暮らしている「追分寮」の東側の国有林約1.6ヘクタールの払い下げを受けた。会館は寮と向かい合う形で建設、日本人学生との交流も積極的に進める。芝生のスポーツ広場や寮と会館の間の空き地を「お祭り広場」として共同利用する構想もある。

 大学は「現在は、会館の完成後をにらんで、海外の大学に交換留学の話を持ちかける準備を進めている。各国の言葉が飛び交う国際色豊かな施設にしたい」と話している。

 来年3月には起工式を行い、98年8月末の完成をめざす。総事業費は約13億円。


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