Kyoto Shimbun Topics 1996.12.13

モンゴルへ古着を贈ろう
インターネット使い同大生ら呼びかけ


 大学生と元会社経営者が、物不足に悩むモンゴルの人たちの役に立てればと、ボランティアでインターネットなどを使って全国から古着を集めている。10日には第1弾として、三重県四日市港から船で古着1万着以上を贈るとともに、さらに協力を呼びかけている。

 ボランティアをしているのは、京都府相楽郡精華町桜が丘、同志社大2回生の渡辺賢智さん(19)と、奈良市神功1丁目、元会社経営の辻川与市さん(60)。

 二人は精華町の教会で知り合い同士。アメリカの教育医療ボランティア団体のメンバーから、現在、モンゴルで福祉や医療活動が停滞しているという話にショックを受け、ボランティアをしようと決意。何が必要なのかを調べるため、10月上旬にモンゴルを訪れ、現地の刑務所や病院などを見学。衣料品が不足していることが分かり、古着を贈ることにした。

 帰国後すぐに全国の教会に協力を呼びかける一方、渡辺さんは、インターネットでモンゴルと情報交換しながら、知り合いなどに電子メールを送って古着を募った。その結果、わずか1カ月でセーターや下着、コートなど約1万2千着が集まった。

 古着は10日、四日市港を出発する民間の船に積み、中国・天津からは列車で輸送。首都ウランバートルには来年1月末ごろに到着する予定。

 「モンゴルに行って何かしなければと思った。これからも古着を贈っていきたい」と渡辺さん。辻川さんも「前からボランティアをやりたいと思っていた。多くの古着が集まって本当にうれしい」と話している。

 渡辺さんはこの活動経過をインターネットで報告するとともに、さらに協力者を募っている。

 渡辺さんの連絡先は lf1372@mail.doshisha.ac.jp


前 TOP 目次 次