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伝統的な町家が並ぶ京都の西陣で、賃貸などの形式で、町家が外観を残しながら、陶芸工房や飲食店などに利用されている。姿を消していく町家を残したい住民と、新たな創作や商売の場として西陣に着目した人たちとのネットワーク組織が実を結び、新しい西陣の風情が誕生し始めている。 このネットワーク組織は「西陣活性化実顕地をつくる会」(佐野充照代表)。空き家となった町家を有効に活用しようと、町家を売買、賃貸したい人とのネットワークづくりを目指して昨年11月に発足した。新たな町づくりの方向性を探るために、西陣の地場産業である織物以外の異業種を家屋の売買、賃貸の対象にした。 同会によると、これまでに町家を借りたい、買いたいという問い合わせが100件以上あったという。実際に所有者と話し合いがついたのは陶芸工房、版画工房、輸入雑貨店、骨とう品店、民族料理店などの11件。コンピューターグラフィックス事務所、インターネットカフェなどが交渉中という。 西陣には現在、町家の空き家が100軒ほどあるという。バブル全盛時にはマンション、駐車場などに姿を変えていたが、その後は空き家として放置されているケースが多い。 現在、貸し手や借り手などのネットワークのメンバーは約60人までに増えた。佐野代表(41)は「当初は貸し手の申し出がほとんどなかったが、私たちの活動が徐々に地域に理解されてきた。土地家屋を処分する時に不都合が生じないかなど、貸し手の理解を得るのに苦労しているのが現状」と話す。問い合わせは同会事務局(小針さん) 電話075(451)4145へ。 |